機材名:Critter & Guitari Organelle M/S2担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 拡張性・将来性Pure Dataパッチ | 5たいへん よくできました | 役目そのものを入れ替えられる、当校唯一の転職自由制です。 |
| 音色の汎用性パッチ次第 | 4 | シンセにもエフェクトにも生成系にもなります。 |
| 操作性木製キー25・ノブ4 | 3 | 入口は簡単、深入りはHDMIとキーボードの世界です。 |
| 入手・サポート | 2 | 国内の窓口は細めです。 |
| 世代Mは生産完了 | 2 | 現行はS2。スピーカー内蔵が欲しいなら中古のMを探す旅になります。 |
Pure Dataのパッチで中身が丸ごと入れ替わる、木の鍵盤の変身楽器です。コミュニティのパッチが多く、買った日から遊べます。深い編集はHDMIとキーボード前提という、二重生活の子です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「今日の配役」
演劇部の朝は、配役の発表から始まります。
この木の鍵盤は、パッチを差し替えるたびに役が変わります。今日はシンセ役、明日はエフェクト役、明後日は前衛の生成係。
「本当の自分はどれ?」と聞いても、本人は木の鍵盤を鳴らすだけです。
全部が本当の自分。それがこの役者の芸風です。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- パッチで中身が入れ替わる木の鍵盤、Critter & Guitari Organelle MとS2の紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- シリーズ初号機の発売は2016年
1台の中身を、パッチで丸ごと入れ替える
Organelleは、米ニューヨークのCritter & Guitariが作る「パッチで中身が入れ替わる楽器」です。中ではLinuxが動き、Pure Data(ビジュアル型のプログラミング言語)で書かれたパッチを読み込むと、シンセ、サンプラー、シーケンサー、エフェクターと、まったく別の楽器になります。木製の丸い鍵盤が25個、ノブが4つ、小さなOLED画面(Critter & Guitari公式)。
現行はOrganelle S2(2025年8月)。1.8GHzのCPUで、2019年のOrganelle Mより速く、軽く、短くなりました。一方でMには3Wのスピーカーと単三電池4本での駆動があり、S2にはありません。OSはM/S/S2で共通(v5.1、2026年4月)で、同じパッチが動きます。v5では初心者向けの「PLAY」パッチ8種と、100本超の「EXPLORE」に整理されました。
価格はS2が91,300円(Gizmo Music=国内代理店アンブレラカンパニーの直営、2026年8月18日確認)。Mは生産完了で、中古がimplant4で78,800円、初代Organelleが55,800円の例です。国内正規品にはPSE対応の電源アダプターが付きます。
Critter & Guitari公式のOrganelle S2デモです。木の丸い鍵盤と4つのノブで、パッチ(プログラム)を切り替えるたびに別の楽器になる様子が見られます。Mは同じ設計にスピーカーと電池を足した先代です。
仕様のポイント
- 共通: Pure Dataのパッチで動作(44.1kHz/16bit)、8GB microSD、木製キー25、パラメータノブ4、選択エンコーダー、OLED、RGB LED
- Organelle M(生産完了): 1.2GHz 4コア/1GB、3Wスピーカー内蔵+マイク、9V DCまたは単三×4、338×86×54mm・657g
- Organelle S2(現行): 1.8GHz 4コア/1GB、スピーカーなし・マイクあり、9V DC 1A(電池不可)、270×85×55mm・495g、Black/White
- 入出力: 1/4インチステレオ入出力、3.5mmヘッドホン、3.5mm TRS MIDI IN/OUT(Type A)、USB-A×2、HDMI、フットスイッチ
- OS v5.1(2026年4月、M/S/S2対応)。ブラウザからのコード編集、PLAY 8種+EXPLORE 100本超
- 価格: S2 91,300円(Gizmo Music・2026年8月18日確認)。中古 M 78,800円(implant4)
どんな人に合うか
「1台で何種類もの楽器を試したい」「いずれ自分でパッチを書いてみたい」人に。コミュニティのパッチが多く、買った日から遊べます。
うちの機材はどれも「決まった役目の箱」ですが、Organelleは役目そのものを入れ替えられる箱。OP-XYやDigitone IIの隣に置くと、足りない機能(変わったエフェクトや生成系)をパッチで補う役に回れます。
深い編集はHDMIとキーボードか、Wi-Fi経由が前提で、画面は小さめ。国内代理店はPure Dataやパッチの改造をサポート外と明記しています。スピーカーと電池が欲しいならMの中古、速さと軽さならS2、という分かれ方です。
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Critter & Guitari Organelle S2
- 新品相場
- ¥91,300
- 中古相場
- 店頭 ¥78,800(M)/¥55,800(初代)
2026-08-18 時点の調査(Gizmo Music(アンブレラ直営)/implant4・Qsic中古)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
次に読む
- 同じ「スクリプトで変わる箱」 → スクリプトで何にでもなる箱、monome norns
- うちの持ち出し機 → 原点ブランドの全部入り、OP-XY
- 中古で買う前に → 日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入
- 同じ鍵盤つきの機材を比べるなら → this.is.NOISE Gamma Mini Synthとは|常にキーの中で鳴るミニシンセ
- 同じCritter & Guitariなら → Critter & Guitari ETCとEYESYとは|音を映像に変える箱
出典
- Critter & Guitari Organelle 公式ページ/公式マニュアル — 仕様
- Gizmo Music(アンブレラカンパニー直営) — 価格(2026年8月18日確認)
- デジマート 検索結果 — 中古価格(2026年8月18日確認)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
