ASM Hydrasynth Explorerとは|指の力で1音ずつ変わる鍵盤

ASM Hydrasynth Explorerのイラスト(実機を参考に作成)。黒い横長の筐体に37のミニ鍵盤、上部に黒いノブ群と中央の大きなダイヤルと小さな画面、左端に2本の縦のタッチストリップ
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:ASM Hydrasynth Explorer担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
表現力ポリアフタータッチ・MPE5たいへん
よくできました
押さえた和音の1音だけ揺らす芸当は、鍵盤ならではです。
音作りの自由度モーフ波形219・マトリクス325たいへん
よくできました
この学費でこの理科室は、正直おかしい充実度です。
音質・音の個性4ウェーブモーフィングの音は現行世代の顔の一つです。
シーケンス性能アルペジエーターのみ2打ち込みの授業は取っていません。相方が要ります。
持ち運びやすさミニ鍵盤・CV付き4小さい体でCVまで話せる社交家です。
総合評価4/5

押し込む指の力で1音ずつ音が動く、ポリフォニック・アフタータッチの37鍵です。音作りの深さは価格帯の常識を外れています。ステップシーケンサーを持たない点だけ、係の分担にご注意を。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「握力で歌が変わる」

本日は握力測定です。……といっても、握るのは鍵盤。

この子は押し込む力を1鍵ずつ聞き分けます。和音の中の1音だけ、指の力で泣かせられます。

測定結果より大事なのは、測定後にみんな離さなくなること。

なお、ステップシーケンスの種目にはエントリーしていません。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 指の力で1音ずつ変わる鍵盤、ASM Hydrasynth Explorerの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売は2021年12月

上位機の音源を、そのまま持ち出す

Hydrasynth Explorerは、ASM(Ashun Sound Machines)が2021年に出した小型の鍵盤シンセです。2019年のHydrasynth Keyboard/Desktopと同じ8ボイスのウェーブモーフィング音源を、37鍵のミニサイズにそのまま載せました(ASM公式)。

いちばんの特徴は鍵盤です。Polytouchと呼ぶ37鍵はポリフォニック・アフタータッチに対応し、和音を押さえた指のうち1本だけ強く押すと、その音だけが変わります。この機能を持つ鍵盤シンセは高価なものが多く、10万円台で電池でも動くのはExplorerくらいです。ピッチとモジュレーションはホイールではなく2本のタッチストリップ。

価格は108,900円(島村楽器・Elektron Distribution Group、2026年8月18日確認)で、発売から据え置き。単三電池8本で数時間動き、CV/Gate出力もあるので、モジュラーの鍵盤にもなります。

ASM公式の紹介動画です。鍵盤を押し込む強さで音が1音ずつ変わるポリフォニック・アフタータッチと、電池で動く小ささが見られます。上位機と同じ音源をそのまま持ち出す設計です。

仕様のポイント

  • 8ボイス、ウェーブモーフィング音源(単一周期波形219、Osc1/2はWaveListで8波モーフ、Osc3固定波)、Osc1/2各2基のMutant(FM/Sync/PWM系ほか)、ノイズ、リングモジュレーター
  • フィルター2基(F1: 16モデル・1〜8ポール、F2: 12dB SVF)直列/並列、LFO 5、エンベロープ 5(ループ可)、モジュレーションマトリクス32スロット、マクロ8
  • Polytouch 37鍵(ミドルサイズ): ポリフォニック・アフタータッチ、タッチストリップ×2、コードモード、MPE対応。アルペジエーター8モード(ステップシーケンサーはなし)
  • 入出力: 6.35mm出力L/R、ヘッドホン、MIDI DIN IN/OUT、USB MIDI、サスティン、CV/Gate出力(Pitch/Gate/Mod1/Mod2/Clock・3.5mm)
  • 電源: 12V DCアダプターまたは単三電池8本。556×255×78mm・3.4kg。パッチ1,024。最新ファームウェア 2.2.0(2025年5月)
  • 価格: 108,900円(島村楽器・Elektron Distribution Group・2026年8月18日確認)

どんな人に合うか

「鍵盤を押し込む力で音を動かしたい」人に。両手でしっかり弾けなくても、押さえた和音の1音だけを揺らす遊びは、パッドではできない鍵盤ならではの体験です。

うちの鍵盤はKeyStep mk2で、音源はありません。Explorerは音源と鍵盤が1つになった形で、KeyStepの隣に置くと「弾く音源」の席が埋まります。OP-XYと比べると、シーケンサーは弱く(アルペジエーターのみ)、音作りの深さは段違い。役割が違う2台です。

ミニ鍵盤とタッチストリップは好みが分かれます。ホイールが欲しい人、しっかり弾きたい人は、同じ音源の上位機を店で触ってから決めた方がいいです。

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ASM Hydrasynth Explorer

ASM Hydrasynth Explorer

新品相場
¥108,900
中古相場

2026-08-18 時点の調査(島村楽器 在庫あり/EDG)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。

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出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。