Modal Argon8とCobalt8とは|同じ筐体で青と紺

Modal Argon8とCobalt8のイラスト(実機を参考に作成)。同じ形の37鍵シンセ2台、パネルの色が濃紺とコバルトブルー、中央に小さな画面と多数のエンコーダー
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Modal Argon8/Cobalt8担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
音作りの自由度WT180種/40アルゴリズム4音の教材は豊富です。
演奏性MPE・アフタータッチ4指の力で音が動く表現に対応します。
入手しやすさCobalt8販売終了2双子の片方しか新品では会えません。
シーケンス性能3512ノートのポリシーケンサー持ちですが、主役は鍵盤演奏です。
外部機材との連携4MIDI・USB・Sync・エクスプレッションと揃っています。
総合評価3/5

同じ筐体の双子で、紺がウェーブテーブル、青がアナログ風。MPE対応の表現力が売りですが、青のCobalt8は新品の在籍が終了しています。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「制服の同じ二人」

双子でございます。筐体はそっくり、性格は正反対。

紺のArgon8はウェーブテーブル、理屈の子。青のCobalt8はアナログ風、感覚の子。

ところが青は、先に店を畳んでしまった。新品で会えるのは紺だけでございます。

どちらもMPE対応で、指の力で歌い方が変わる。鍵盤弾きには良い縁談。リズム係をお探しの方には、そもそも縁談の種類が違います。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 同じ筐体で青と紺、Modal Argon8とCobalt8の紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売は2020年

紺がウェーブテーブル、青がアナログ風

Argon8とCobalt8は、英ブリストルのModal Electronicsが2019年と2020年に出した8ボイスの鍵盤シンセです。筐体はまったく同じで、FATARの37鍵(チャンネル・アフタータッチ)、29個のエンドレスエンコーダー、4軸のジョイスティック、1.54インチのOLED。紺のArgon8はウェーブテーブル、青のCobalt8は「拡張バーチャルアナログ」と、中身だけが違います(Modal公式 Argon8Cobalt8)。

Argon8は180のウェーブテーブルを最大4オシレーターでモーフさせ、透明でよく動くデジタルの音。Cobalt8は64のバーチャルアナログ・オシレーターを40のアルゴリズムで組み、太く暖かい方向。どちらも512ノートのポリシーケンサーとアルペジエーター、3スロットのエフェクト、MPE対応を持ちます。

知っておきたいのは会社の事情です。Modal Electronicsは2023年9月に経営再建の手続きに入り、2024年5月に香港のAlltronics Holding(以前から同社製品を製造していた会社)の傘下で再出発しました。チームは大幅に縮小しています。製品ページは現行として残っていますが、日本の正規代理店はなくなり、サウンドハウスではArgon8が105,500円のお取り寄せ、Cobalt8は販売終了表示です(2026年8月18日確認)。中古はArgon8で69,801円(Qsic)、ヤフオク落札55,000円の例があります。

Modal Electronics公式のArgon8紹介動画です。ウェーブテーブルの透明で動く音と、ジョイスティックとエンコーダーで触るパネルが見られます。Cobalt8は同じ筐体で、中身がバーチャルアナログです。

仕様のポイント

  • 共通: 8ボイス(2台で16)、FATAR 37鍵(ベロシティ+チャンネル・アフタータッチ)、エンコーダー29+ボタン24、4軸ジョイスティック、MPE対応、1.54インチOLED
  • Argon8: 32オシレーター(1ボイス4)、ウェーブテーブル180+モディファイア32、モーフィングフィルター8種、3EG、2LFO。最新ファームウェア 3.2
  • Cobalt8: 64オシレーター(1ボイス最大8)、40アルゴリズム、フィルター31種、3EG、3LFO。最新ファームウェア 2.1
  • 共通: 512ノートのリアルタイム/64ステップ・ポリシーケンサー(4アニメーションレーン)、32ステップ・アルペジエーター、3スロットFX(26種)、パッチ500
  • 入出力: 6.35mmデュアルモノ出力、ヘッドホン、3.5mmオーディオ入力、MIDI DIN IN/OUT、USB MIDI、3.5mm Sync IN/OUT、エクスプレッション/サスティン。DC9V 1.5A、555×300×100mm・5.6kg
  • 価格: Argon8 105,500円(サウンドハウス お取り寄せ)、Cobalt8 は販売終了表示。中古 Argon8 69,801円(Qsic・2026年8月18日確認)

どんな人に合うか

「鍵盤つきのポリシンセを1台、10万円前後で」という人に。Argon8のウェーブテーブルは、うちのDigitone IIのFMとも、minilogue xdのアナログとも違う、動き続けるデジタルの音です。

同じ形で中身が違う2台という構成はKORGのopsix/wavestateと同じ発想で、迷い方も同じ。太いのが欲しければCobalt8、動くのが欲しければArgon8です。

ただし今の日本では、新品を普通に買える状態ではありません。会社は続いていますが、保証や修理は個人輸入と同じ覚悟が要ります。中古で状態のよいArgon8を安く見つけたときが、いちばん現実的な入口です。

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Modal Electronics Argon8

Modal Electronics Argon8

新品相場
¥105,500
中古相場
店頭 ¥69,801/オークション ¥55,000

2026-08-18 時点の調査(サウンドハウス お取り寄せ・Qsic中古・ヤフオク落札2026-07)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。

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Modal Electronics Cobalt8

新品相場
販売終了
中古相場

2026-08-18 時点の調査(サウンドハウス 販売終了表示(105,500))。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。

Amazonは2026-08-19 時点でこの機材の商品ページを確認できなかったため、検索結果へのリンクにしています。出品が入れ替わることがあるので、商品名と価格を確かめてからご購入ください。

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出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。