機材名:Elektron Analog Rytm MKII担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 音質・音の個性アナログ+サンプルの重ね | 5たいへん よくできました | パッドを叩いた瞬間の音の質量が売りです。 |
| 演奏性12大型パッド・シーン | 4 | ベロシティ対応の大型パッドで叩く前提の設計です。 |
| 外部機材との連携個別出力8 | 5たいへん よくできました | ライブと録音の現場で効く口の多さです。 |
| 操作性Elektron語 | 2 | 例によって、初学者には通訳が要ります。 |
| 役割の重複Digitakt II・Syntaktと8割 | 2 | 既にElektronが2台いる家庭では、椅子の取り合いになります。 |
アナログの音源とサンプルを1ボイスに重ねて鳴らす、学園の大型ドラム番長です。個別出力8系統は現場仕事に強い装備。Digitakt IIとSyntaktがいる家庭では役割が8割かぶる、と本文でも正直に書いています。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「本当に必要ですか」
刑事「Digitakt IIをお持ちですね」
容疑者「はい」
刑事「Syntaktも。……それでもRytmが必要だと」
容疑者「パッドを叩いたときの、音の質量が違うんです」
刑事「……それは、動機としては十分です。ただし役割は8割かぶると調書に書きます」
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 沼の最後のピース、Elektron Analog Rytm MKIIの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売は2017年
Elektron 4台持ちの、持っていない1台
うちのスタジオにはElektronが4台います(Digitakt II・Syntakt・Digitone II・Octatrack MKII)。ドラムはSyntaktのアナログトラックとDigitakt IIのサンプルで足りていますが、同社の旗艦ドラムマシンだけがまだ家にいません。
Analog Rytm MKIIは、8つのボイスそれぞれに専用のアナログ音源とサンプル再生エンジンを持ち、両者を重ねて鳴らせるドラムマシンです。純アナログの太さと、サンプルの自由さを1台で。Elektronの操作系はそのままに、8系統の個別出力とパフォーマンス用のマクロまで備えます。
Elektron公式の概要動画です。パッドを叩いた瞬間の太いキックと、その上にサンプルが重なっていく質感が伝わります。当サイトの主戦場Elektronの4台(Digitakt II・Syntakt・Digitone II・Octatrack)にまだいない「アナログドラム専門」がこの1台です。
仕様のポイント
- 8ボイス。各ボイスに専用アナログ音源+サンプル再生エンジンを1基ずつ、重ねて発音可能
- 各ボイスにアナログ2ポールマルチモードフィルターとアナログオーバードライブ
- サンプリング対応(入力・内部トラック・メイン出力から録音)。1GBの+Driveストレージ
- 12ドラムトラック+FXトラック。最大64ステップ、パラメータロック・トリグ条件・ユークリッド生成
- 12個の大型ベロシティ/プレッシャー対応パッド。パフォーマンスマクロ最大12・シーンモード
- 8系統の個別出力(1/4インチ・インピーダンスバランス)、Overbridge対応
どんな人に合うか
「アナログのキックの太さと、サンプルの自由さを1台で」を本気で求める人に。個別出力8系統はライブや録音の現場で効きます。
所有者目線で正直に言うと、Digitakt IIとSyntaktを持っていれば役割は8割かぶります。それでも欲しくなるのは、パッドを叩いた瞬間の音の質量が別物だから。5台目のElektronは、たぶんこれです。
購入・価格を見る
【PR】以下は広告(アフィリエイトリンク)です。価格・在庫は各店舗でご確認ください。
Elektron Analog Rytm MKII
- 新品相場
- ¥314,800
- 中古相場
- 店頭 ¥242,000 / オークション ¥180,000
2026-08-17 時点の調査(デジマート等の新品出品・楽器店の中古出品・ヤフオク落札実績)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
別売で足せるもの: Outbox 8(CV/Gate 出力)
Analog Rytm MKII は本体に個別出力を8本持っています。Outbox 8 を足す意味は音声より、モジュラーや外部シンセを動かす CV/Gate の増設にあります。
2026年9月9日発売の Outbox 8 を USB でつなぐと、本体メニューからトラックを8本の1/4インチ出力に振り分けられます。各出力は CV/Gate にも切り替わります。日本公式ストアは税込59,900円(2026年9月10日時点は在庫切れ)。仕様と所有5台の対応表は Elektron Outbox 8とは にまとめました。
【PR】以下は広告(アフィリエイトリンク)です。価格・在庫は各店舗でご確認ください。
Elektron Outbox 8
- 新品相場
- ¥59,900
- 中古相場
- 相場データなし
2026-09-10 時点の調査(Elektron 公式ストア(日本向け・税込))。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
CV で外の機材を動かす予定がなければ不要です。
次に読む
- ドラム係の現職 → 音を彫る12トラック、Syntakt
- サンプル係 → はじめてのElektron、Digitakt II
- 入口の弟分 → Elektron入門の受け皿、Model:SamplesとModel:Cycles
- 同じドラムマシンを比べるなら → Isla Instruments S2400とは|SP-1200を作り直したサンプラー
- 10機種の違いを一覧で → Elektronの違い|現行10機種を録音・音源・価格で選び分ける
出典
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月17日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチはElektronが報道向けに配布しているプレスキットの画像です(Image: Elektron)。本文の4コマ漫画はAIで作成したイメージで、実在の製品デザインとは異なります。
【PR】本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。
当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。掲載内容や評価が広告によって歪められないよう、広告表記ポリシーに定めた基準で運営しています。
この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
