機材名:Elektron Model:Samples/Model:Cycles担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 操作性1ノブ1パラメータ | 4 | パラメータロックなど上級生譲りの作法を、迷わない操作系で学べます。 |
| 導入コストElektron最安 | 5たいへん よくできました | Elektron学園にいちばん安く入学できます。 |
| 音作りの自由度一芸型 | 3 | Samplesはサンプル再生、CyclesはFM6種の専攻制です。 |
| 持ち運びやすさグリップ別売 | 2 | 軽量ですが、電池で動かすには別売グリップの追加出費が要ります。素の本体はAC頼みです。 |
| 一台完結度 | 3 | 6トラックで小さく完結します。物足りなくなったら進学の時期です。 |
Elektron学園の正規の入口です。1ノブ1パラメータで、Digitakt・Syntaktと同じ礼儀作法を安く学べます。電池で動くには別売グリップが要る点だけ、入学案内の小さな字に書いてあります。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「学園の入口についての稟議」
起案理由。Elektron学園に入学したい。しかし上級生Digitakt IIの学費は18万円台と高い。
対案。入口専用の2人、Model:SamplesとModel:Cycles。学費は学園最安。
期待効果。パラメータロックという学園の礼儀作法を、1ノブ1パラメータの迷わない操作で習得できる。
懸念事項。電池で動かすにはグリップが別売。
決裁条件。上位機の購入は、この2人を使い切ってから申請すること。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- Elektron入門の受け皿、Model:SamplesとModel:Cyclesの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- シリーズ初号機の発売は2019年
憧れの沼の、正規の入口
当サイトの主戦場はElektronです(Digitakt II・Syntakt・Digitone II・Octatrack MKIIの4台所有)。ただ、入口としては値段も情報量も壁が高いのは事実です。
Modelシリーズは、Elektron自身が作った入門機。サンプルを鳴らすModel:Samplesと、FM音源で音を作るModel:Cyclesの2機種で、筐体とシーケンサーは共通。上位機の核であるパラメータロックが、この価格帯で体験できます。
Elektron公式の紹介動画です。上位機と同じ思想のシーケンサーが、ずっと軽い筐体で動く様子が見られます。当サイトの主戦場であるElektron沼の、いちばん浅くて安全な入口がこのModelシリーズです。
仕様のポイント
- 共通筐体・6トラック構成。1ノブ1パラメータの直感操作
- 最大64ステップのElektronシーケンサー(トラックごとに長さ・スケール可変)
- パラメータロック・マイクロタイミングなど上位機譲りの打ち込み機能
- Model:Samples: 6トラックのサンプル再生。外部MIDI機器のコントロールにも対応
- Model:Cycles: Kick/Snare/Metal/Perc/Tone/Chordの6種FMマシン
- 軽量ボディ。電池運用も可能(別売グリップ使用時)
どんな人に合うか
「いつかDigitaktが欲しい」人の最初の1台に。パラメータロックの型はここで覚えたものがそのまま上位機で通じます。
所有者として言えるのは、Elektronの楽しさの核は音源より「シーケンサーの型」だということ。その核だけを安く抜き出したのがModelシリーズです。
購入・価格を見る
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Elektron Model:Samples
- 新品相場
- ¥69,300〜¥72,900
- 中古相場
- 店頭 ¥54,800 / オークション ¥22,000〜¥46,500
2026-08-17 時点の調査(デジマート等の新品出品・楽器店の中古出品・ヤフオク落札実績)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
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Elektron Model:Cycles
- 新品相場
- ¥68,800〜¥74,800
- 中古相場
- オークション ¥45,000〜¥52,500
2026-08-17 時点の調査(デジマート等の新品出品・ヤフオク落札実績)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
純正のバッテリーグリップ(BP-1)は、いま入手できません
Model:Samples/Cyclesを電池で動かすための純正アクセサリーとしてBP-1 Power Handleがありましたが、2021年11月にリコールされています。電源コード内部の配線が短絡して過熱するおそれがあるという理由で、火災・やけどの危険があるとして回収されました。
もしお持ちなら、使わずにElektronへ連絡してください。返送料は無料で、全額返金の対象です。
カナダ政府のリコール告知(2021年11月3日)
※ 海外の公的機関のページです。当サイトのアフィリエイトリンクではありません。
後継品は出ていないため、いまこの2機種を外で使うなら、USBモバイルバッテリーから5Vを取る形になります。本体の電源はセンタープラスの3.5×1.35mm・5V・1Aで、極性と電圧が合うケーブルを自分で用意することになります。純正の解決策ではないので、自己責任の領域です。
必要になるもの: BP-1 Power Handle
Model:Samples/Cyclesを電池で動かすには、別売のBP-1 Power Handleが要ります。本体に電池ボックスはなく、電源は5VのDC端子だけだからです。
折りたたみ式の取っ手にバッテリーを内蔵した形で、単3形4本で数時間動きます。取っ手を後ろに折り返すと、本体を斜めに立てるスタンドになります。海外での実勢は49ドル前後。国内の相場は2026年8月21日時点で確認できませんでした。
机の上でACアダプターを挿して使うなら不要です。外に持ち出す予定が出てきたときに足せば足ります。
次に読む
- 沼の本丸 → はじめてのElektron、Digitakt II
- FMの兄 → きらきらのFM音源機、Digitone II
- 選び方の物差し → グルーヴボックスの7項目
- 10機種の違いを一覧で → Elektronの違い|現行10機種を録音・音源・価格で選び分ける
出典
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月9日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチはElektronが報道向けに配布しているプレスキットの画像です(Image: Elektron)。本文の4コマ漫画はAIで作成したイメージで、実在の製品デザインとは異なります。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
