KORG drumlogueとは|アナログとデジタルと、自分で足すシンセ

KORG drumlogue のイラスト(実機を参考に作成)。横長の黒い筐体、上部にノブ列とディスプレイ、下部に16のステップボタン
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:KORG drumlogue担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
音質・音の個性アナログ3+デジタル64キックの実弾とデジタルの小回りが同居しています。
拡張性・将来性logue SDK4エンジンを後から足せる、開いた設計です。
導入コスト5万円前後4この構成でこの学費は現行機で貴重です。
外部機材との連携個別出力44現場に配る口も持っています。
操作性2三階建ての家は、部屋割りを覚えるまで迷子になります。
総合評価4/5

アナログ3声+デジタル6声+自分で足すマルチエンジン、という三階建てのドラムです。新品5万円前後で設計者の顔が見えるアナログ回路が載る、貴重な現行機です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「三階建てのドラム」

本日ご紹介する物件は、三階建てです。

1階はアナログ。キックとスネアの土台が住んでいます。2階はデジタル6部屋。

3階は空き部屋で、エンジンを自分で入居させられます。

三階建てゆえ、最初は階段で迷います。それも持ち家の楽しみのうちです。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • アナログとデジタルと、自分で足すシンセの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売は2022年11月

3つの層が重なったドラムマシン

drumlogue(ドラムログ)は、KORGが2022年冬に発売したハイブリッド・ドラムマシンです。音源が3層になっているのが特徴で、アナログ回路のバスドラム・スネア・タムに、6つのデジタル音源と、1つのマルチエンジンが重なります(KORG公式)。

アナログ部分の回路は、ARP 2600 M・MS-20 mini・ARP Odysseyを手掛けたKORGアナログシンセチームの池内氏が新規に設計したものだと公式が明記しています。「アナログも積んでいます」という付け足しではなく、そこが土台になっている機材です。

そしてマルチエンジンには、logue SDKに対応したユーザーカスタムスロットがあります。外部の開発者が作ったシンセを本体に読み込んで、音源として追加できる仕組みです。買ったあとに音の種類が増える余地が残されています。

KORG公式の紹介動画です。アナログのバスドラムとスネアが鳴る場面と、デジタルパートやユーザーシンセを重ねていく流れが順に出てきます。「3層」と言われてもピンと来ない部分が、音で聴くと一度で分かります。

仕様のポイント

  • 3層構成: アナログ(バスドラム・スネア・タム)+デジタル6パート+マルチエンジン
  • 最大同時発音数11ボイス
  • 最大64ステップのシーケンサー。ステップごとの発音確率、オルタネート・パターン、マイクロオフセット、トラックごとのグルーヴパターン
  • logue SDK対応のユーザーカスタムスロット。Sinevibesの「Nano」をプリセット搭載
  • エフェクトはディレイ・リバーブ・マスターの3カテゴリ。パートごとにセンド量とバイパスを設定可能
  • 入出力: ヘッドホン/メインL・R/インディヴィジュアル出力4/オーディオ入力/MIDI In・Out/SYNC In・Out/USB-A
  • 本体: 317×73×189mm。2022年冬発売。価格はデジマート出品で48,909〜59,950円、中古42,800〜47,900円(2026年8月18日確認)

どんな人に合うか

「アナログのキックが欲しいが、ドラム専用機に何十万も出せない」人にちょうど当たります。新品5万円前後で、設計者の名前が公表されているアナログ回路が載っている機材は多くありません。

うちのTR-6Sと比べると、性格がはっきり分かれます。TR-6Sはローランドの過去の名機の音を手軽に呼び出す機材で、drumlogueは自分で音を作り込む機材です。「808や909の音がすぐ欲しい」ならTR-6S、「自分のキックを育てたい」ならdrumlogue、という選び方になります。

同じハイブリッドという意味ではうちのSyntaktとも重なります。Syntaktはアナログとデジタルを12トラックに自由に配分できる機材で、drumlogueは役割が固定された代わりに値段が3分の1以下です。Elektronの操作体系を覚える気力があるかどうかが、実際の分かれ目だと思います。

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KORG drumlogue

KORG drumlogue

新品相場
¥48,900〜¥60,000
中古相場
店頭 ¥42,800〜¥47,900

2026-08-18 時点の調査(デジマート等の新品出品・楽器店の中古出品)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。

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出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月17日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。