機材名:dadamachines tbd-16担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 発想の独自性開けるグルーヴボックス | 5たいへん よくできました | 完成品ではなく、育てる機材という提案です。 |
| 拡張性・将来性Wi-Fi・Link・自作エンジン | 4 | 設計図の夢は大きく描かれています。 |
| 持ち運びやすさ110mm角 | 4 | ポケットの音源になれる体格です。 |
| 入手しやすさ未発売・予約未開始 | 1 | 買えません。今日はまだ、誰も。 |
| 実績 | 1 | 登校実績ゼロ。評価はすべて設計図に対するものです。 |
中身が開いていて自分でエンジンを足せる、手のひらのグルーヴボックス(未発売)です。設計は夢がありますが、予約すら未開始。通知表というより、母子手帳の段階です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「出生前の記録」
この通知表は、まだ生まれていない子のものです。
設計図によれば、16トラック、開いた中身、Wi-Fiで時刻合わせまでするそうです。
「気が早いのでは」という声はもっともです。予約すら始まっていません。
それでも記録します。楽しみに待つのも、育てるうちです。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 手のひらの開けるグルーヴボックス、dadamachines tbd-16(未発売)の紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 所有機材との比較の視点も
まだ買えない。でも設計は見える
tbd-16は、ベルリンのdadamachines(Johannes Elias Lohbihler)が2026年5月のSuperboothで発表した、手のひらサイズの16トラック・グルーヴボックスです。音源はオープンソースのDSPエンジン「CTAG TBD」を土台に、Mutable InstrumentsのPlaits/Braids/Rings系のモデルや独自のFMキック、24エンジンのマクロボイスなどをトラックごとに割り当てます(dadamachines公式)。
中身はESP32-P4(DSP)、RP2350B(UIとMIDI)、ESP32-C6(Wi-Fi 6とAbleton Link)の3つ。TRS MIDIがIN×2/OUT×2、USB-CとUSB-Aホスト、ライン入出力、microSDが2枚。110×110×25mmの箱にこれだけ入り、ハードもファームウェアもGPL3で公開され、SDカードで別のアプリに切り替えることまでできます。
価格は499ユーロ(VAT込)と発表されていますが、2026年8月18日の時点で予約は始まっておらず、公式ページは「preorders open soon」の表示です。開発者は8月11日に「初回出荷の目標は9月末〜10月初め、確約ではない」と述べており、当初の予定より遅れています。国内取扱いはなく、日本への配送可否も未定です。
dadamachines公式のYouTubeチャンネルにはtbd-16の動画がまだなく、ティーザーは共同開発者側のチャンネルで公開されています。この記事にはメーカー本体の動画のみ埋め込む方針のため、映像は公式ページでご覧ください。
仕様のポイント
- 16トラック・マルチエンジン。トラックごとに音源エンジン(Plaits/Braids/Rings系、独自FMキック、クラップ、24エンジン・マクロボイス、Rompler、外部入力)
- ステップ/ライブ・シーケンス、パラメーターロック、トラックごと独立長のポリリズム、ディレイ・リバーブ・マスターコンプ
- ESP32-P4(DSP 400MHz)+RP2350B(UI/MIDI)+ESP32-C6(Wi-Fi 6・Ableton Link)。44.1kHz/32bit float処理
- 入出力: TRS MIDI IN×2(IN2はアナログClock兼用)/OUT×2、USB-C(MIDI・給電)、USB-Aホスト、ステレオLINE IN/OUT、ヘッドホン、microSD×2
- 110×110×25mm、2.4インチOLED、ボタン30、エンコーダー4、RGB LED 19。USB-C給電(電池なし・モバイルバッテリー用マウント)。重量未公表
- ファームウェア 0.9.0-dev(2026年4月、GPL3)。価格 499ユーロ。状態: 未発売・予約未開始・出荷目標2026年9月末〜10月初(2026年8月18日確認)
どんな人に合うか
「中身が開いていて、自分でエンジンやアプリを足せる小さなグルーヴボックス」が欲しい人に。Digitakt IIのような完成品とは逆の、育てる機材です。
うちの持ち出し機はOP-XYとM8ですが、tbd-16はそれより小さく、Wi-FiでAbleton Linkに乗ります。うちのPush 3 Standaloneとテンポを合わせて、ポケットの音源として鳴らす絵が浮かびます。
ただし今は買えません。予約すら未開始で、出荷は秋の目標。新興メーカーの初ロットは遅れるのが普通なので、「出たら考える」の距離感で見ておくのが安全です。
次に読む
- 同じ手のひらの本気 → ゲーム機サイズの本気、Dirtywave M8
- うちの持ち出し機 → 原点ブランドの全部入り、OP-XY
- Kickstarterの別の例 → 1つの譜面を3つのヘッドで読む。豪AARMTECのシーケンサーADEPT、Kickstarterがまもなく開始
出典
- dadamachines tbd-16 公式ページ/公式ドキュメント — 仕様・価格・状態(2026年8月18日確認)
- dadamachines公式フォーラム — 出荷見込み(開発者の2026年8月11日の投稿)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
