機材名:Behringer LmDrum/JT-4000 micro担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 音質・音の個性Linn系109音+アナログVCF | 4 | 80年代の箱鳴りを、本物に近い形で呼び出せます。 |
| 外部機材との連携LmDrumは個別出力16 | 4 | ミキサーに配る口の多さは現場仕様です。 |
| 導入コストJT-4000は1万円 | 4 | 入口の敷居はとことん低い兄弟です。 |
| 録音の出口JT-4000はヘッドホンのみ | 2 | 録音や合流には工夫が要ります。 |
| 音色の汎用性時代特化 | 2 | LmDrumは1つの時代に振り切った専攻です。 |
80年代のLinn系サンプルを積んだ箱と、1万円の手のひらシンセという凸凹コンビです。LmDrumは個別出力16という現場装備、JT-4000は出力がヘッドホン端子だけという学生装備。用途が違うので同じ通知表に並べるのが少し不憫です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「装備の違う兄弟」
兄はLinn系の音を109個持ち、個別出力を16本も生やした現場の人。
弟は1万円で、出口がヘッドホン端子1つの学生さん。
同じ家の子ですが、持ち物が違いすぎて同じ部活に入れません。
兄は録音現場へ、弟は通学鞄へ。進路指導は簡単でした。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 80年代の箱と手のひらの箱、Behringer LmDrumとJT-4000 microの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- シリーズ初号機の発売は2024年
重い方と、軽い方
LmDrumは、Behringerが2024年12月に出荷を始めたハイブリッド・ドラムマシンです。Roger Linnの1982年のLinnDrum(LM-2)の外観と、LM-1/LinnDrum/Linn 9000の音を8/12ビットのサンプルで再現し、アナログのフィルター(3320)とVCA(2164)を通します。16のパッド、64ステップのシーケンサー、16本の個別出力。3.12kgあります(Behringer公式)。
JT-4000 microはその対極で、1996年のRoland JP-8000のSupersawを4ボイスのハイブリッド音源にして、93×130mm・150gの箱に入れたもの。USB-Cで給電し、16鍵のタッチ鍵盤とヘッドホン端子。2023年の初代はMIDI入力がUSBだけでしたが、2025年2月の後継JT-4000M microで3.5mmのMIDI INが付きました。初代は国内で在庫限りです(Behringer公式 JT-4000M)。
価格はLmDrumが72,800円(サウンドハウス在庫あり、2026年8月18日確認、イシバシ・島村で81,400円)、JT-4000M microが10,800円(サウンドハウス)。LmDrumはヤフオクで51,326円の中古落札例、JT-4000系は6,000〜12,650円です。
Behringer公式のLmDrum紹介動画です。LinnDrumそのままの見た目と、80年代のサンプル音、16本の個別出力が見られます。JT-4000 microは同じ会社の対極で、1万円ちょっとの手のひらサイズです。
仕様のポイント
- LmDrum: 16ボイス、8/12ビットサンプル音源(LM-1/LinnDrum/Linn 9000系109音)+アナログ3320 VCF・2164 VCA、ライン入力から自分のサンプル録音可
- LmDrum: 64ステップ・シーケンサー(ポリメーター、確率、フラム、ノートリピート)、8ソング/128パターン、16ベロシティ・アフタータッチ対応パッド、Wave Designer+アナログフィルターFXバス
- LmDrum: MIDI IN/OUT/THRU、USB、メイン出力×2、個別出力3.5mm×16、オーディオ入力、Sync IN/OUT、トリガー出力×3、フィルターCV入力。12V DC。479×73×264mm・3.12kg。ファームウェア 1.1.5(全ボイスのチューニング対応)
- JT-4000 micro: 4ボイス・パラフォニック、ボイスごとにアナログモデリングOSC×2(Supersaw)+2オペFM、アナログLPF 12dB/oct、LFO×2、ADSR×2、アルペジエーター、32プリセット
- JT-4000 micro: USB-C給電+USB MIDI、ヘッドホン出力のみ(ライン出力なし)、16鍵タッチ鍵盤、OLED。93×36×130mm・150g。JT-4000M microは3.5mm MIDI IN追加
- 価格: LmDrum 72,800円/JT-4000M micro 10,800円(サウンドハウス・2026年8月18日確認)。初代JT-4000 microは在庫限り
どんな人に合うか
LmDrumは「80年代のあのドラムの音を、本物に近い形で」という人に。プリンスやヒューマン・リーグの音がボタン1つで出て、16の個別出力でミキサーに配れます。うちのTR-6Sはサンプルを差し替える万能機、LmDrumは1つの時代に特化した箱。使い分けははっきりしています。
JT-4000 microは「まず1万円で音を出したい」人の入口に。ただし出力がヘッドホン端子だけで、録音や他機材との接続には工夫が要ります。うちのPocket Operatorと似た「遊びの箱」の位置です。
LmDrumは3kg超で大きく、JT-4000 microは音は本格でも端子が最小限。どちらも割り切りの機材で、その割り切りが値段になっています。
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Behringer LmDrum
- 新品相場
- ¥72,800〜¥81,400
- 中古相場
- オークション ¥51,326〜¥81,400
2026-08-18 時点の調査(サウンドハウス・イシバシ・島村/ヤフオク)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
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Behringer JT-4000M micro
- 新品相場
- ¥10,800
- 中古相場
- オークション ¥6,000〜¥12,650
2026-08-18 時点の調査(サウンドハウス/ヤフオク(初代含む))。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
次に読む
- うちのリズム係 → リズムの土台係、TR-6S
- 同じBehringerのアナログ2台 → 名機の回路を鍵盤なしで、Behringer Model DとPro-800
- 同じ手のひらの箱 → 基板むき出しの名刺サイズ、Pocket Operator
- 同じBehringerなら → 1966年のリズムボックスが打ち込み対応で復刻へ。Behringer Mini Pops 7
出典
- Behringer LmDrum 公式ページ/JT-4000M micro 公式ページ — 仕様
- サウンドハウス LmDrum/JT-4000M micro — 価格(2026年8月18日確認)
- エレクトリ(国内代理店) — 仕様・国内発売日
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
