
この記事でわかること
- 5トラック全部にシンセとFXとタッチパッド、Lambda Synthetics PolyPulseの要点
- 分かっている仕様と、まだ分かっていないこと
- うちの所有機材で言えばどこに当たるか、日本で買えるか
- 発売は2024年
1人で作った、5トラックの重機
PolyPulseは、オランダ・ユトレヒトのLambda Synthetics(Ward Slager)が作るグルーヴボックスです。2023年10〜11月のKickstarterで52,597ユーロ・34人の支援を受け、2024年12月に支援者へ納品、以降は一般販売中。5つのトラックそれぞれに、アルゴリズミックなシーケンサー、ポリフォニックの音源、最大4つのエフェクト、そしてモーフィング用の静電タッチパッドが付きます(Lambda Synthetics公式)。
音源は7エンジン(減算、4オペFM、32サインの加算、物理モデルのレゾネーター、ドラム/サンプルのクアッドエンジン、グラニュラー、外部MIDI)。エフェクトは16種でマスターにも4基。エンコーダー32、キースイッチ65、バランス出力8、マイク入力2、Ethernet(ファイル管理・OSC・ブラウザへの画面出力)。40.5×43×7cmで4kg、モバイルバッテリーでも動きます。2026年6月24日のファームウェア1.1.0では、減算エンジンにウェーブテーブルが加わり、ブラウザで作るWavetable Designerも公開されました。
価格は公式で1,999ユーロ(送料無料)。国内代理店はありませんが、Thomannの国際サイトが日本向けに在庫あり・302,437円の表示です(2026年8月18日確認)。
Lambda Synthetics公式の紹介動画です。5つのトラックそれぞれのタッチパッドで音がモーフし、アルゴリズムのシーケンサーが動く様子が見られます。2026年6月のファームウェア1.1.0でウェーブテーブルが加わりました。
分かっていること
- 5トラック(各: アルゴリズミック・シーケンサー+ポリ音源+最大4エフェクト+モーフィング・タッチパッド)。トラックごと最大8声、合計8〜16声
- 7エンジン: subtractive(wavetable含む・v1.1.0)/FM(4op)/additive(32サイン)/resonator/quad engine(ドラム・サンプル)/granular/external MIDI(MPE)
- 16エフェクト(compressor/delay/drive/ducker/EQ/filter/glitch/limiter/multiband/reverb/stutter ほか)、マスターにも4基
- 操作子: エンコーダー32、タッチパッド5、金属軸ポット13、キースイッチ65、OLED。入出力: バランス入力2+マイク入力2、バランス出力8、ヘッドホン、MIDI IN/OUT(MPE)、トリガーIn2/Out2+Out3、Ethernet
- ストレージ26GB。金属筐体 40.5×43×7cm・4kg。モバイルバッテリー駆動可。ファームウェア 1.1.0(2026年6月24日)
- 価格: €1,999(公式・送料無料)/Thomann 日本向け 302,437円表示(2026年8月18日確認)。国内正規なし
うちの機材で言えば
うちのOctatrack MKIIは8トラックのサンプラー、Digitone IIは4トラックのFM。PolyPulseは5トラックだけですが、1トラックが「シンセ+シーケンサー+4FX+タッチパッド」で、Elektron数台分の中身を1台に押し込んだ設計です。
30万円級で4kg、1人メーカー。値段と大きさに見合う人は限られますが、2024年の出荷から12回の更新が続き、2026年6月の大型更新でまだ育っています。「買える新興機」の中では珍しく成熟しています。
次に読む
- うちのライブのハブ → 『初心者が買うな』の王様、Octatrack MKII
- うちのFM音源機 → きらきらのFM音源機、Digitone II
- 同じ全部入りの箱 → 全部入りで完結する、Synthstrom Deluge
出典
- Lambda Synthetics 公式サイト/公式マニュアル — 仕様・価格・ファームウェア(2026年8月18日確認)
- Kickstarter(2023年) — 支援額・人数
- Thomann — 日本向け価格表示(2026年8月18日確認)
この記事はメーカー公式サイト・クラウドファンディングのページ・海外メディアの公開報道を2026年8月18日に確認して書いた新製品紹介です。発売前・支援中の情報を含むため、価格・仕様・出荷時期は変わる可能性があります。実機は未検証で、当サイト運営者は所有していません。
画像について: アイキャッチは公式に公開されている実機(またはプロトタイプ)の画像を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
