この記事でわかること
- HUM 2は何をする機械か。3ボイス・音源14種・センサー6つ
- シーケンサーが3本。ボイスごとに64ステップ、生成と固定ループを切り替える
- DAWLESS卓につなぐ条件。MIDIは3.5mmのTRS(Type A)、CV出力3、Sync入出力
- 電源は5VのUSB-Cで200mA。消費は1Wで、専用のアダプターは要らない
- 540ユーロ(VAT別・約9万6,000円・1ユーロ≒178円(2026年9月30日17時の東京市場))。出荷は11月上旬の目標。国内取扱は確認できず
何が出たか
スウェーデンのNyströmが、HUM 2の予約を始めました。2024年のCrum Humに続く機種で、2026年5月に発表されていました。
公式ページの表示は540ユーロ(VAT別)、出荷は11月上旬の目標です(2026年9月30日確認)。海外メディアは649ドルと伝えています。出荷日は生産の都合で変わりうる、と公式ページに注記があります。
開発者本人のチャンネルの紹介映像です。センサーに手をかざして音が変わる様子と、3つのボイスを別々に鳴らす使い方が2分半で分かります。
中身
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ボイス | 3つ。それぞれに別の音源・メロディ・設定を割り当てられる |
| 音源 | 14種類。Sawtooth、Pulse、Basic wave、Wavetable 1〜3、2-Op FM、3-Op FM、FM Pluck、FM Pad、Organ、Formant、Karplus、Glitch |
| センサー | 6つ。距離、光、傾きX、傾きY、タッチ1、タッチ2。どのつまみにも割り当てられる |
| タッチパッド | ボイスごとに3枚。中央が音量と強弱 |
| シーケンサー | ボイスごとに1本、計3本。最大64ステップ。生成パターンと固定ループを切り替える |
| スケール | 17種類。24分割の微分音と倍音列を含む |
| LFO | 4つ。どのつまみにも割り当てられる |
| エフェクト | ディレイ、リバーブ、オーバードライブ。ボイスごとに送り量を決める |
| プリセット | 500個。シーケンス・音源・センサー・変調の設定をまとめて保存 |
| テンポ | 40〜300BPM |
| MIDI | 3.5mmのTRS(Type A)で入出力。ボイスごとにチャンネルを分けられる |
| CV | 出力3つ(0〜5V)、入力2つ(0〜10V・負の電圧は不可)。入力の1つはSync入力と兼用 |
| Sync | 入出力あり。分解能は1〜24PPQNで設定 |
| 音の出口 | L/Rのライン出力、ヘッドホン出力 |
| USB | USB-C。MIDIとオーディオを通す |
| 電源 | 5VのUSB-C・200mA(1W) |
| 大きさ・重さ | 305×195×42mm・950g |
上の仕様は公式ページとマニュアルv1.0の記載です(2026年9月30日確認)。
DAWLESS卓から見ると
HUM 2は曲の土台を作る機材ではなく、卓に偶然を足す機材です。センサーに手をかざす、本体を傾ける、光を遮る。そういう動きが音の変化になります。つまみを回して決めた音を正確に再生する機械とは、役目が違います。
- MIDIは3.5mmのTRS。5ピンのDIN機材とつなぐには変換ケーブルが要る。Type Aなので、配線の向きが違うType B用のケーブルでは通らない
- Sync入出力がある。クロックだけを合わせたい相手とは、MIDIを使わずにつなげる
- CV出力が3つあり、センサーの動きを外のモジュラーへ送れる。CV端子を持つ機材はCV/GATE端子を持つ完成品機材比較にまとめている
- 電源は5VのUSB-C。仕様上の消費は1Wなので、給電元を選ばない。内蔵電池についての記載は無い
- USBでオーディオも出る。録音機やPCへ1本で送れる
クロックと配線の考え方はMIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門に書いています。上は公開されている仕様から読み取れる範囲で、当サイトは実機での接続を確かめていません。
向く人、向かない人
- 向く: 手持ちのセットに、予測しきれない音を1つ足したい人。モジュラーへCVで動きを送りたい人
- 向かない: 最初の1台を探している人。決めたフレーズをそのまま再生したい人。センサーを使わないなら、この値段を払う理由が薄い
買い方
2026年9月30日の時点で、国内の取扱店と日本円の価格は確認できませんでした。公式ページからの予約になります。
540ユーロは約9万6,000円です(1ユーロ≒178円(2026年9月30日17時の東京市場))。VAT別の表示なので、EUの外へ送る場合はこの額が基準になり、そこに国際送料と、日本で受け取るときの税が乗ります。総額は注文画面の合計で確かめてください。確認する項目は日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入にまとめています。
Nyström 公式: HUM 2 製品ページ(アフィリエイトリンクではありません)
国内取扱が始まったら、この記事に購入先を追記します。
この記事は公開されている資料と発表に基づく紹介です。実機は未検証で、価格や条件は変わることがあります。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 触って鳴らす実験的な楽器 → SOMA LYRA-8とは
- 生成するシーケンサー(所有機) → Torso T-1レビュー
- CV端子を持つ機材の一覧 → CV/GATE端子を持つ完成品機材比較
- 海外から買う前の確認 → 日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入
出典
- Nyström 公式: HUM 2 製品ページ(価格・出荷目標・主な仕様、2026年9月30日確認)
- Nyström: HUM 2 マニュアル v1.0(端子・電源・寸法・音源の一覧)
- Synth Anatomy: Nyström HUM 2(2026-09-29・649ドルの記載)
- 円換算は1ユーロ≒178円(2026年9月30日17時の東京市場)
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
