機材名:KORG monotribe担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 音質・音の個性太い単音+アナログリズム | 4 | この体格で全部アナログという、時代の意地です。 |
| 持ち運びやすさ電池・スピーカー | 4 | 公園で鳴らせる自己完結型です。 |
| 演奏性リボン鍵盤 | 3 | なぞる音程は大らか。精密より勢いの楽器です。 |
| 入手しやすさ生産終了 | 2 | 中古のご縁の世界です。 |
| 拡張性・将来性 | 2 | 成長は止まっています。今の姿を愛せる人向けです。 |
リボンで弾く、シンセとリズム3パートのアナログセットです。2011年生まれの生産終了品ですが、スピーカーと電池で完結する小さな遊び場として、中古で愛され続けています。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「縁日のアナログ」
縁日の屋台に、リボンをなぞって鳴らす小さな箱がありました。
音程は大らか、リズムは3点、電池とスピーカーで自己完結。
精密な楽器を求める人は素通りします。それでいいのです。
縁日の思い出は、精度ではなく体温でできていますから。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- シンセ+アナログ3パートのリズムという構成
- volcaシリーズの先祖であること
- 中古で買うときの注意(価格の幅が大きい)
- 中古の落札相場5,000〜30,000円(2026年8月22日・ヤフオクの落札相場)
volcaの前にあったもの
KORG monotribe は、2011年に出た「アナログ・リボン・ステーション」です。アナログのシンセ音源に、バスドラム・スネア・ハイハットの3パートのアナログ・リズムを足した機材です。
リズム部分は、ディスクリートのアナログ回路で作られています。サンプルではありません。この3つの音だけを回路で鳴らす。
そして電池で動き、スピーカーを内蔵しています。——この組み合わせに見覚えがある人は正しくて、2013年に出たvolcaシリーズは、この機材の考え方をそのまま引き継いでいます。
KORG公式の紹介動画です。リボンをなぞって音程を出す様子と、アナログのリズムがどんな音なのかが確認できます。
仕様のポイント
- アナログのシンセ音源(太い単音)
- アナログのリボン鍵盤(指でなぞって音程を出す)
- 3パートのアナログ・リズム(バスドラム/スネア/ハイハット)
- electribe式のステップシーケンサー
- スピーカー内蔵、電池駆動
- 2011年発売、生産終了
リボン鍵盤という入力
鍵盤がありません。かわりに細長い帯があり、指でなぞって音程を出します。
正確な音程を出すのは難しい。そのかわり、音程が連続的に動くので、ぐにゃりとしたフレーズが自然に出てきます。正確さを捨てて、表情を取った入力方式です。
いま買う意味
安いです。ヤフオクの落札は平均1万〜2万円。volca beats1台(2万2千円)より安く手に入ります。
そして1台でシンセとリズムが揃います。volcaは1台1役なので、同じことをするには2台買う必要があります。「1台で最低限そろう」感覚は、monotribeにしかありません。
ただし音を作り込む機材ではありません。つまみは少なく、リズムは3パートだけ。本格的に使うというより、触って遊ぶ道具です。その前提なら、1万円台は十分に安い。
楽天やAmazonの中古出品には注意してください。6万円台の値が付いていることがありますが、実際に売れている値段はその5分の1程度です。
中古で買うときに見ること
この機材は生産終了品です。新品では買えないため、中古の相場を書いています。個体ごとに状態が違うので、保証の有無、付属品、動作確認の範囲を必ず確認してください。
- フェーダーやつまみのガリ(回したときのノイズ)が無いか
- ボタンとパッドの反応。効きの悪い場所が無いか
- 液晶の焼き付き・欠け
- 電源アダプターが付属するか(純正が入手できない機種がある)
- 本体のOSのバージョン。古いままだと機能が足りないことがある
- 保証の有無。楽器店の中古は保証が付くことが多く、個人売買は付かない
購入・価格を見る
新品では買えません。枠内の価格は当サイトが調査した中古の相場で、販売価格ではありません。中古は在庫が入れ替わるので、リンク先は検索結果になります。
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KORG monotribe
- 新品相場
- 相場データなし
- 中古相場
- ¥5,000〜¥30,000
2026-08-22 時点の調査(ヤフオクの落札相場)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
価格はヤフオクの落札相場(直近120日)です。楽天やAmazonに出ている中古は、転売業者が付けた値のことが多く、実際に売れている値段とはかけ離れます。楽器店の中古は保証が付くぶん、落札相場より高くなります。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 後継にあたるシリーズ → volcaシリーズとは
- アナログのドラム → volca beatsとは
- マシンライブの国民機 → KORG electribeとは
- 買う前に読む → 日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入
出典
- KORG 公式 monotribe(構成・リズムパート・電源)
- ヤフオク 落札相場(直近120日・平均約1万〜1万9千円)
- 中古相場はヤフオクの落札相場(2026年8月22日確認)
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
