機材名:Polyend Play(初代)担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 操作性格子とノブ | 4 | 考えるより先に手が動く設計は初代からです。 |
| 導入コスト中古が値下がり中 | 4 | 世代交代の恩恵を受ける買い方ができます。 |
| シーケンス性能崩し系の演奏機能 | 4 | 散らす・崩すの引き出しが豊富です。 |
| 世代Play+に交代 | 2 | シンセエンジンとステレオ対応は新型の領分です。 |
| 音源機能サンプル再生のみ | 2 | シンセの声は持っていません。 |
8×8の格子で組む前の世代です。Play+への世代交代で、中古が入口価格に降りてきました。サンプル8+MIDI8の骨格は初代から同じです。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「昨年モデルの誘惑」
家電量販店の奥に「昨年モデル」の棚があります。
新型Play+との違いはシンセエンジンとステレオ。骨格は同じです。
「その差に数万円払うか」を自問できる人には、旧型は賢い買い物です。
誘惑に負けて両方買う人がいるのも、この棚の常です。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 8サンプル+8MIDIという構成
- Play+で何が加わったか
- 初代を選ぶ場面があるか
- 新品の流通はほぼ無し(2026年8月22日確認)
格子にサンプルを置く
Polyend Play は、2022年5月に出たグルーヴボックスです。同社のTrackerが縦に流れる数字で打ち込む機材なのに対して、Playは光る格子にサンプルを置いて組む機材です。
同じメーカーが、正反対の入力方式を2つ出したことになります。数字を読むのが苦手な人にとって、Playは入りやすい。
3000以上のサンプルと30以上のキットが最初から入っています。箱から出して、何も用意せずに音を組み始められる設計です。
Polyend公式の操作解説です。格子にサンプルを置いていく流れと、ランダムに散らして偶然を作る機能が確認できます。
仕様のポイント
- 8本の内部オーディオ(サンプル)トラック
- 8本のポリフォニックMIDIトラック(外部機器を鳴らせる)
- 3000以上のサンプルと30以上のキットを同梱
- パターンを崩したり散らしたりする演奏機能
- 2022年5月発売、当時の国内価格124,900円
Play+で何が変わったか
Play+は2023年8月に出た後継機です。いちばん大きい違いは、シンセエンジンが載ったことです。
初代はサンプルを鳴らす機材でした。つまり、入っている音か、自分で入れた音しか出せません。Play+はシンセを内蔵したので、音そのものを作れます。サンプルを用意しなくても、本体だけで音色が作れる。
初代を選ぶ場面はあるか
ほとんどありません。初代は新品の流通がすでに乏しく、中古も多く出回っていません。Play+の国内相場は139,800円前後で、初代が中古で出ていたとしても、価格差は大きくないはずです。
格子で組む方式に惹かれているなら、Play+を勧めます。この記事は、リストの中で唯一「積極的に勧めない」1本になります。
中古で買うときに見ること
この機材は生産終了品です。新品では買えないため、中古の相場を書いています。個体ごとに状態が違うので、保証の有無、付属品、動作確認の範囲を必ず確認してください。
- フェーダーやつまみのガリ(回したときのノイズ)が無いか
- ボタンとパッドの反応。効きの悪い場所が無いか
- 液晶の焼き付き・欠け
- 電源アダプターが付属するか(純正が入手できない機種がある)
- 本体のOSのバージョン。古いままだと機能が足りないことがある
- 保証の有無。楽器店の中古は保証が付くことが多く、個人売買は付かない
購入・価格を見る
新品では買えません。枠内の価格は当サイトが調査した中古の相場で、販売価格ではありません。中古は在庫が入れ替わるので、リンク先は検索結果になります。
価格はヤフオクの落札相場(直近120日)です。楽天やAmazonに出ている中古は、転売業者が付けた値のことが多く、実際に売れている値段とはかけ離れます。楽器店の中古は保証が付くぶん、落札相場より高くなります。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 現行の後継機 → Polyend Play+とは
- 数字で組むほう → Polyend Tracker+とは
- 最初の1台の選び方 → グルーヴボックスとは。最初の1台で確認する7項目
- 買う前に読む → 日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入
出典
- 島村楽器 Digiland 製品ニュース(トラック構成・発売時期・価格)
- 流通状況は楽天市場・デジマートの出品(2026年8月22日確認)
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
