機材名:Polyend Play+担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 操作性格子×ノブ | 5たいへん よくできました | 頭で考えるより手で試す、が体現された面です。 |
| 音源機能シンセ6エンジン | 4 | サンプルの隣にシンセの声も住んでいます。 |
| シーケンス性能パフォーマンスモード | 4 | ランダム化と崩しの引き出しが武器です。 |
| 持ち運びやすさ電池なし | 2 | USB給電のみ。外出にはバッテリーの同伴を。 |
| 音作りの自由度1音の深掘りは苦手 | 2 | 作り込み文化はElektron組の領分です。 |
格子で組むサンプル+シンセです。Elektronが1音を作り込む文化なら、こちらは並べてずらす文化。性格が逆なので、同じサンプル機でも住み分けられます。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「並べて、ずらす」
この盤の遊び方は、詰め将棋ではありません。
サンプルを並べ、ノブでずらし、ランダムの神様に少し任せる。
1手を90分考えるElektronとは、別の競技です。
どちらが上ということはありません。あなたの脳の癖が、どちらの盤に合うかです。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 格子で組むサンプル+シンセ、Polyend Play+の紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売は2023年11月
Trackerとは逆の、横に広がる格子
Play+は、ポーランドのPolyendが2023年8月に出したグルーヴボックスです。同社のTrackerが縦に流れる数値で打ち込む機材なら、Play+は8×20の光る格子にサンプルを置いて組む機材。初代Play(2022年)にシンセエンジンとステレオサンプル、USBオーディオを足したのがPlus版です(Polyend公式)。
16トラックのうち8がサンプル、8がシンセまたはMIDI。シンセエンジンは6種(ACD/FAT/VAP/WTFM/Dirt/Perc)で、Tracker MiniやPolyend Synthと共通です。パフォーマンスモードではランダム化やフィルの効果を即興でかけられます。USB-Cで給電し、バッテリーはありません。ファームウェアは2025年11月の1.3.0が最新です。
価格は139,800円(implant4・デジマート、2026年8月18日確認)。米国では799ドルから999ドルに値上げされ、国内で新品を確認できたのはこの1店だけでした。初代Playは公式のLegacy扱いで生産完了、Tracker+も品切れが続いています。中古はヤフオクで109,000円の落札例です。
Polyend公式の紹介動画です。格子状のパッドにサンプルを置き、ノブでランダム化やずらしをかけて曲が変わっていく様子と、シンセエンジンを重ねる場面が見られます。Trackerの会社の、もう1つの答えです。
仕様のポイント
- 16トラック(サンプル8+シンセ/MIDI 8)、64ステップ・シーケンサー、パフォーマンスモード(ランダム化・フィル等)
- シンセエンジン6種(ACD/FAT/VAP/WTFM/Dirt/Perc)、ステレオサンプル対応、USBオーディオで14ステレオトラック出力
- 入出力: MIDI IN/OUT(3.5mm)、ステレオ出力/ヘッドホン(3.5mm)、microSD(16GB付属)、USB-C(給電・USBオーディオ/MIDI)
- USB-Cバスパワー(内蔵バッテリーなし)。約282×207×33mm・約1.2kg
- 最新ファームウェア 1.3.0(2025年11月13日、Dirtエンジン・USBマスストレージ追加)
- 価格: 139,800円(implant4・2026年8月18日確認)。初代Playは生産完了。中古落札 109,000円
どんな人に合うか
「サンプルを並べて、ノブでいじりながら曲を組みたい」人に。格子の見た目どおり、頭で考えるより手で試す機材です。
うちのDigitakt IIも8トラックのサンプルを打ち込む箱ですが、Elektronは1音を作り込む方向、Play+は並べてずらす方向。同じ「サンプルのグルーヴボックス」でも性格が逆で、OXI ONE MKIIのようなシーケンサーの隣より、単体で完結させたい人に向きます。
国内での入手が難しく、値段も上がっています。同じ考え方で安く始めるならNovation Circuit Rhythmが現実的な代替です。
購入・価格を見る
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Polyend Play+
- 新品相場
- ¥139,800
- 中古相場
- オークション ¥109,000
2026-08-18 時点の調査(implant4/ヤフオク)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
Amazonは2026-08-19 時点でこの機材の商品ページを確認できなかったため、検索結果へのリンクにしています。出品が入れ替わることがあるので、商品名と価格を確かめてからご購入ください。
次に読む
- 同じPolyendの縦の方 → 縦に流れる作曲マシン、Polyend Tracker
- うちのサンプル打ち込み機 → はじめてのElektron、Digitakt II
- 安く始める代替 → Circuitのサンプラー版、Novation Circuit Rhythm
- 同じPolyendなら → Polyend Tracker Miniとは|トラッカーを持ち出す箱
- Polyendをもう1台 → Polyend Synthとは|3台分のシンセを60パッドで
- 16トラックになったトラッカー → Polyend Tracker+とは|16トラックになったトラッカー
出典
- Polyend Play+ 公式ページ — 仕様・価格
- デジマート 検索結果(implant4) — 国内価格(2026年8月18日確認)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
