機材名:Sequential Take 5担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 音質・音の個性Prophet血統 | 5たいへん よくできました | あの家の声が、現行の値段で手に入ります。 |
| 演奏性Fatar44鍵 | 4 | 弾く道具としての品質も名門仕様です。 |
| 音作りの自由度 | 4 | Vintageノブという時間旅行の装置つきです。 |
| 持ち運びやすさ7.7kg・AC | 2 | 血統書付きの体重です。 |
| 導入コスト | 2 | 名門の学費です。 |
Prophet-5の血統を持ち運ぶ5ボイスです。Rev4系フィルターにVintageノブまで、名門の設計思想がそのまま入っています。7.7kgとAC駆動は、名門の家柄ゆえの重さです。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「五男坊の実力」
Prophet家の5ボイスの五男坊が、市井に降りてきました。
Rev4系フィルターの格式はそのまま、体は当主より小さく、学費も抑えめです。
Vintageノブを回すと、経年の揺らぎまで再現します。
それでも7.7kg。名家の子は、身軽にはなりきれません。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- Prophet-5の血統を持ち運ぶ、Sequential Take 5の紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売は2021年11月
本物のアナログを、7.7kgで
Take 5は、米Sequentialが2021年に出した5ボイスのアナログ・ポリシンセです。Sequentialは1978年にProphet-5を作ったDave Smithの会社で、Take 5はそのProphet-5 Rev4系のフィルターを、44鍵の小さな筐体に載せたものです(Sequential公式)。
ボイスごとにVCOが2つとサブオクターブ、4ポールのローパスフィルター、Vintageノブ。アルペジエーターと最大64ステップのポリ・ステップシーケンサー、リバーブとマルチエフェクトも入っています。2025年7月には鍵盤なしのDesktop Moduleも加わりました。
価格は鍵盤版が299,800円(イケベ楽器・2026年8月18日確認、ワタナベ楽器で289,800円の例)、Desktop Moduleが228,800円。中古はヤフオクで154,000円の落札例があります。CV/Gate端子はなく、外との連携はMIDIです。
Sequential公式の紹介動画です。5ボイスのアナログの厚みと、44鍵の弾き心地、エフェクトを重ねた音が確かめられます。Prophet-5を作った会社が「持ち運べるポリシンセ」として作った1台です。
仕様のポイント
- 5ボイス・アナログ(VCO/VCF)。ボイスごとに2VCO(サイン〜ノコギリ〜可変パルスの連続可変波形)+サブオクターブ、ハードシンク
- Prophet-5 Rev4系の4ポール(-24dB/oct)ローパスVCF、自己発振、Vintageノブ
- 44鍵Fatar製セミウェイテッド(ベロシティ・アフタータッチ)、ピッチ/モジュレーションホイール、Low Split
- アルペジエーター+ポリ・ステップシーケンサー最大64ステップ、リバーブ専用+マルチFX(BBD/テープディレイ、コーラス、フェイザー、リングモッド、ディストーション等)
- 入出力: MIDI IN/OUT/THRU、USB MIDI、ペダル入力×2、ステレオ出力、ヘッドホン。CV/Gateなし。ACインレット(100〜240V)
- 63.5×32.4×11.2cm・7.7kg(Desktop Module 53.3×17.8×8.9cm・3.08kg)。OS 2.1.0.2、Poly Chain対応のベータOS 2.2.0.9(2025年11月)
- 価格: 鍵盤版 299,800円/Desktop Module 228,800円(イケベ楽器・2026年8月18日確認)
どんな人に合うか
「アナログのポリシンセを1台、本物の血統で」という人に。同じ5ボイスでも、Prophet-5の設計思想がそのまま入っている点が値段の理由です。
うちの音源はDigitone II(FM)で、鍵盤つきのアナログポリは持っていません。Take 5はその空白にちょうど嵌まる機材ですが、7.7kgでACインレット、CVもなし。机の主役として据えるタイプで、持ち出しには向きません。
30万円は高く感じますが、同じSequentialのProphet-5は倍以上します。予算を抑えるなら鍵盤なしのDesktop Moduleを、うちのKeyStep mk2のような鍵盤から鳴らす手もあります。
購入・価格を見る
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Sequential Take 5
- 新品相場
- ¥289,800〜¥299,800
- 中古相場
- 店頭 ¥278,000/オークション ¥154,000
2026-08-18 時点の調査(イケベ・ワタナベ/implant4中古・ヤフオク落札)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
次に読む
- うちのポリ音源 → きらきらのFM音源機、Digitone II
- アナログポリの入門機 → アナログポリ入門の大定番、KORG minilogue xd
- 鍵盤なしで鳴らす → 鍵盤係はアルペジエーター。KeyStep mk2
- 同じ鍵盤つきの機材を比べるなら → パッチ穴84個の鍵盤シンセ。Pittsburgh Modular Lifeforms SV-2発売
- 鍵盤つきの機材をもう1台 → Yamaha DX1とは|140台だけ作られたFMの最上位機
- OBサウンドが正式復活した8ボイス → Oberheim OB-X8とは|「あの分厚さ」を3世代まとめて復刻した8ボイス
出典
- Sequential Take 5 公式ページ — 仕様・OS
- デジマート イケベ楽器 — 価格(2026年8月18日確認)
- 福産起業(国内代理店) — 取扱・発表日
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
