MPC Live IIとは|スピーカーを積んだ最初のMPC

横長のサンプラーのイラスト。大きな画面と16個のパッド
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Akai MPC Live II担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
一台完結度スピーカー+電池4外でネタを拾って鳴らすまで、1台で回ります。
拡張性SATAベイ4SSDを自分で増設できる、珍しい床下収納付きです。
導入コスト中古相場3世代交代で手が届く高さに降りてきました。
電池の健康2019年組1内蔵電池のへたりは個体差。検品が入学試験です。
重量2持ち運べる設計ですが、軽くはありません。
総合評価3/5

スピーカーを積んだ最初のMPCです。中古市場の住人になった今、内蔵電池のへたりが最大の検品項目。スピーカーと電池が売りの機材なので、そこが死んでいると価値が半減します。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「中古検診のお知らせ」

2019年式の皆さまに、健康診断のお知らせです。

検査項目は1つ。内蔵電池の持ち時間です。

スピーカーと電池が自慢の体ですから、電池が弱ると自慢が半分になります。

動作確認のない個体との縁談は、お控えください。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • スピーカー内蔵+電池駆動という設計の意味
  • MPC Live IIIが出たいま、中古で買う価値があるか
  • 中古で確認すべき点
  • 中古の落札相場110,000〜150,000円(2026年8月22日・ヤフオクの落札相場)

電源もスピーカーも要らないMPC

MPC Live II は、2019年に出たAkaiのスタンドアローン型MPCです。MPCとして初めて、ステレオのスピーカーを本体に載せました。ツイーターとウーファーの2ウェイ構成です。

そして内蔵のリチウムイオン電池で、最大6時間動きます。つまり、電源もスピーカーもヘッドホンも無しで、箱から出して膝の上に置けば、その場で音が出る。これがMPCの歴史では初めてのことでした。

Akai公式の概要動画です(日本語の字幕つき)。画面とパッドを行き来する操作感が、25分かけて説明されます。MPCがどういう道具なのかを知るには、いまも十分に通用する内容です。

仕様のポイント

  • ステレオのスピーカーを内蔵(ツイーター+ウーファー)
  • 内蔵電池で最大6時間。付属のアダプターでも動く
  • 7インチのマルチタッチ画面とページ送りのボタン
  • 16個のベロシティ対応RGBパッド
  • 内蔵ストレージ16GB、microSDスロット、2.5インチのSATAベイ(SSD/HDDを自分で増設できる)
  • 2019年発売、当時の海外価格1,199ドル

Live IIIが出たいま、買う価値はあるか

あります。現行のMPC Live IIIは26万8千円。Live IIの中古はその半分前後で手に入ります。

MPCの基本的な作法は、Live IIとLive IIIで変わりません。パッドを叩いてサンプルを刻み、シーケンスを積む。この部分を学ぶ道具としては、Live IIで足ります。

差が出るのは処理能力と新しいOSの機能です。トラックを重ねていったときの余裕、新機能への対応。本気で作品を量産するなら現行機、まずMPCという道具を自分のものにしたいなら中古のLive II、という分かれ方です。

6機種の比較はAkai MPCの違い|6機種を価格・重量・対応OSで選び分けるにまとめてあります。

注意しておくこと

電池は消耗品です。2019年の機材なので、内蔵電池がへたっている個体があります。「電池で何時間持つか」は必ず確認してください。スピーカーと電池が売りの機材なので、ここが死んでいると価値が半減します。

重量があります。持ち運べる設計ですが、軽くはありません。

中古で買うときに見ること

この機材は生産終了品です。新品では買えないため、中古の相場を書いています。個体ごとに状態が違うので、保証の有無、付属品、動作確認の範囲を必ず確認してください。

  • フェーダーやつまみのガリ(回したときのノイズ)が無いか
  • ボタンとパッドの反応。効きの悪い場所が無いか
  • 液晶の焼き付き・欠け
  • 電源アダプターが付属するか(純正が入手できない機種がある)
  • 本体のOSのバージョン。古いままだと機能が足りないことがある
  • 保証の有無。楽器店の中古は保証が付くことが多く、個人売買は付かない

購入・価格を見る

新品では買えません。枠内の価格は当サイトが調査した中古の相場で、販売価格ではありません。中古は在庫が入れ替わるので、リンク先は検索結果になります。

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Akai MPC Live II

Akai MPC Live II

新品相場
相場データなし
中古相場
¥110,000〜¥150,000

2026-08-22 時点の調査(ヤフオクの落札相場)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。

価格はヤフオクの落札相場(直近120日)です。楽天やAmazonに出ている中古は、転売業者が付けた値のことが多く、実際に売れている値段とはかけ離れます。楽器店の中古は保証が付くぶん、落札相場より高くなります。

この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。

画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。

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出典

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。