機材名:Akai MPC Live II担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 一台完結度スピーカー+電池 | 4 | 外でネタを拾って鳴らすまで、1台で回ります。 |
| 拡張性SATAベイ | 4 | SSDを自分で増設できる、珍しい床下収納付きです。 |
| 導入コスト中古相場 | 3 | 世代交代で手が届く高さに降りてきました。 |
| 電池の健康2019年組 | 1 | 内蔵電池のへたりは個体差。検品が入学試験です。 |
| 重量 | 2 | 持ち運べる設計ですが、軽くはありません。 |
スピーカーを積んだ最初のMPCです。中古市場の住人になった今、内蔵電池のへたりが最大の検品項目。スピーカーと電池が売りの機材なので、そこが死んでいると価値が半減します。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「中古検診のお知らせ」
2019年式の皆さまに、健康診断のお知らせです。
検査項目は1つ。内蔵電池の持ち時間です。
スピーカーと電池が自慢の体ですから、電池が弱ると自慢が半分になります。
動作確認のない個体との縁談は、お控えください。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- スピーカー内蔵+電池駆動という設計の意味
- MPC Live IIIが出たいま、中古で買う価値があるか
- 中古で確認すべき点
- 中古の落札相場110,000〜150,000円(2026年8月22日・ヤフオクの落札相場)
電源もスピーカーも要らないMPC
MPC Live II は、2019年に出たAkaiのスタンドアローン型MPCです。MPCとして初めて、ステレオのスピーカーを本体に載せました。ツイーターとウーファーの2ウェイ構成です。
そして内蔵のリチウムイオン電池で、最大6時間動きます。つまり、電源もスピーカーもヘッドホンも無しで、箱から出して膝の上に置けば、その場で音が出る。これがMPCの歴史では初めてのことでした。
Akai公式の概要動画です(日本語の字幕つき)。画面とパッドを行き来する操作感が、25分かけて説明されます。MPCがどういう道具なのかを知るには、いまも十分に通用する内容です。
仕様のポイント
- ステレオのスピーカーを内蔵(ツイーター+ウーファー)
- 内蔵電池で最大6時間。付属のアダプターでも動く
- 7インチのマルチタッチ画面とページ送りのボタン
- 16個のベロシティ対応RGBパッド
- 内蔵ストレージ16GB、microSDスロット、2.5インチのSATAベイ(SSD/HDDを自分で増設できる)
- 2019年発売、当時の海外価格1,199ドル
Live IIIが出たいま、買う価値はあるか
あります。現行のMPC Live IIIは26万8千円。Live IIの中古はその半分前後で手に入ります。
MPCの基本的な作法は、Live IIとLive IIIで変わりません。パッドを叩いてサンプルを刻み、シーケンスを積む。この部分を学ぶ道具としては、Live IIで足ります。
差が出るのは処理能力と新しいOSの機能です。トラックを重ねていったときの余裕、新機能への対応。本気で作品を量産するなら現行機、まずMPCという道具を自分のものにしたいなら中古のLive II、という分かれ方です。
6機種の比較はAkai MPCの違い|6機種を価格・重量・対応OSで選び分けるにまとめてあります。
注意しておくこと
電池は消耗品です。2019年の機材なので、内蔵電池がへたっている個体があります。「電池で何時間持つか」は必ず確認してください。スピーカーと電池が売りの機材なので、ここが死んでいると価値が半減します。
重量があります。持ち運べる設計ですが、軽くはありません。
中古で買うときに見ること
この機材は生産終了品です。新品では買えないため、中古の相場を書いています。個体ごとに状態が違うので、保証の有無、付属品、動作確認の範囲を必ず確認してください。
- フェーダーやつまみのガリ(回したときのノイズ)が無いか
- ボタンとパッドの反応。効きの悪い場所が無いか
- 液晶の焼き付き・欠け
- 電源アダプターが付属するか(純正が入手できない機種がある)
- 本体のOSのバージョン。古いままだと機能が足りないことがある
- 保証の有無。楽器店の中古は保証が付くことが多く、個人売買は付かない
購入・価格を見る
新品では買えません。枠内の価格は当サイトが調査した中古の相場で、販売価格ではありません。中古は在庫が入れ替わるので、リンク先は検索結果になります。
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Akai MPC Live II
- 新品相場
- 相場データなし
- 中古相場
- ¥110,000〜¥150,000
2026-08-22 時点の調査(ヤフオクの落札相場)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
価格はヤフオクの落札相場(直近120日)です。楽天やAmazonに出ている中古は、転売業者が付けた値のことが多く、実際に売れている値段とはかけ離れます。楽器店の中古は保証が付くぶん、落札相場より高くなります。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 現行の後継機 → MPC Live IIIとは
- MPCの選び分け → Akai MPCの違い|6機種を比較
- 卓上のMPC → MPC Oneとは
- 買う前に読む → 日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入
出典
- Perfect Circuit 製品ページ(スピーカー・電池・ストレージ)
- MusicTech レビュー(画面・パッド・発売時価格)
- ヤフオク 落札相場(直近120日)
- 中古相場はヤフオクの落札相場(2026年8月22日確認)。個体差が大きい機材です
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
