機材名:Moog Minimoog Model D(2022復刻)担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 音質・音の個性3VCO+ラダー | 5たいへん よくできました | 「あの音」の本家本元です。 |
| 操作の直感性1機能1つまみ | 5たいへん よくできました | 迷う場所がありません。原点の設計は正しかった。 |
| 歴史的価値原点の復刻 | 5たいへん よくできました | パネル配置の教科書そのものです。 |
| 現代装備MIDI・AT追加 | 4 | 当時の顔のまま、現代の卓に混ざれます。 |
| 同時発音数モノ | 2 | 和音は弾けません。単音の説得力で勝負する家系です。 |
| 導入コスト88万円前後 | 1 | クローンが1万円台で買える時代の、覚悟の値段です。 |
シンセの原点が、当時の回路のまま新品で買える贅沢です。音とつまみの距離の近さは半世紀たっても現役。ただし88万円のモノフォニックという買い物は、楽器というより文化財の購入です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「初代、まだ現役」
この家系図のてっぺんに座る初代は、1970年生まれです。
子孫は数え切れず、安い似姿も出回っています。それでも儀式の日には、初代が呼ばれます。
「同じ音では?」と問う分家に、当主は3つのオシレーターを重ねて一音だけ返します。
問答はそこで終わるのが習わしです。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- Minimoogが「シンセの原点」と呼ばれる歴史的な位置
- 2022年復刻版の中身(当時の回路+現代の実用装備)
- DAWLESS卓に迎える意味と、現実的な代替案
- 国内新品88万円前後(2026年8月29日・デジマートの新品出品)
鍵盤とつまみの配置は、ここから始まった
1970年のMinimoog Model Dは、持ち運べる楽器としてのシンセサイザーの最初の成功作です。左に変調、中央にオシレーター、右にフィルターとエンベロープ——いま当たり前になっているシンセのパネル配置は、おおむねこの1台が決めました。
3基のオシレーターを重ねた太いユニゾン、伝説になったラダーフィルター。ファンク、プログレ、ヒップホップのベースまで、半世紀にわたり第一線の音です。
2022年復刻版の中身
- 当時の回路構成を忠実に再現したアナログ・モノフォニック
- オリジナルに無かった実用装備を追加: 分解能の高いピッチベンド、アフタータッチ、MIDI入出力、ミキサーのオーバーロード改良
- 米Moog工場での組み立て。木部キャビネットも当時様式
- 国内新品は88万円前後(2026年8月29日・デジマート出品)。米国価格4,999ドル
DAWLESS卓に迎える意味
正直に書くと、音色の種類や機能で選ぶ機材ではありません。モノフォニックで、音色メモリーも無い。それでも指名され続けるのは、つまみと音の距離が近く、触った瞬間に「あの音」が出るからです。
当サイトで紹介したBehringer Model Dは、この回路を1万円台で再現したクローンです。音の入口としてはクローンで十分——本家を選ぶ理由は、工場と歴史ごと所有する満足、フルサイズ鍵盤、そして資産価値です。ここは楽器というより万年筆や時計の買い方に近い。
【PR】以下は広告(アフィリエイトリンク)です。価格・在庫は各店舗でご確認ください。
Moog Minimoog Model D(2022復刻)
- 新品相場
- ¥880,000前後
- 中古相場
- 相場データなし
2026-08-29 時点の調査(デジマート新品出品)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 1万円台の入口 → Behringer Model D/Pro-800
- 同じ「復刻名機」の隣人 → Sequential Prophet-10とは
- 買う前の確認 → 日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入
出典
- ICON(2022年復刻の発表)
- Moog 公式
- 国内価格は2026年8月29日時点のデジマート新品出品
【PR】本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。
当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。掲載内容や評価が広告によって歪められないよう、広告表記ポリシーに定めた基準で運営しています。
この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
