Landscape Stereo Fieldとは|肌に触れると鳴るフィードバック機

Landscape Stereo Fieldのイラスト(実機を参考に作成)。淡いクリーム色の平たい基板状のパネルに、濃い茶色の同心円の弧が2組重なって描かれ、上の縁に端子の穴と小さな長方形のパッドが並ぶ
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Landscape Stereo Field担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
発想の独自性タッチ・フィードバック5たいへん
よくできました
基板に直接触れて演奏する、境界のない設計です。
音質・音の個性アナログの発振4荒く、生々しく、二度と同じにならない声です。
再現性1指と肌の数だけ、違う楽器になります。
外部機材との連携入出力多数3外の音を通して壊す使い方もできます。
入手・サポート国内取扱なし2490ドルの文通が前提です。
総合評価3/5

肌に触れると鳴るフィードバック機です。金メッキの基板に指を置く場所・本数・強さで音が変わります。楽器と体の境界が溶ける、490ドルの実験です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「指紋が音になる」

鑑定の結果をお伝えします。この音の出どころは、あなたの指紋です。

基板に置いた指の位置、本数、圧力。すべてが回路の一部として検出されました。

つまりこの楽器の音色は、演奏者の体そのものです。

同じ音を出せる容疑者は、世界にあなた一人しかいません。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 肌に触れると鳴るフィードバック機、Landscape Stereo Fieldの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売は2017年

指が回路の一部になる

Landscapeは、ニューヨークの小さなブランドです。Stereo Fieldは同社の代表作で、公式の説明は「肌に反応するフィードバック・シンセ、混沌としたオーディオ・プロセッサー、コントローラー」(Landscape公式)。

中身はアナログのステレオ・プリアンプ回路です。表面に金メッキのタッチプレートが左右対称に並んでいて、そこに指を置くと皮膚の導電で新しい電流の経路ができる。複数の指をどこに何本置くかで、回路のつながり方そのものが変わります。押す強さや、その日の皮膚の状態でも結果が変わる、というのが公式の説明です。

端子は、1/4インチのステレオ入出力が2つと、CVまたはオーディオ用の3.5mm入出力が8つ(上下の列)。3.5mm端子のそれぞれの脇にも小さなタッチプレートがあり、モジュラーと組み合わせられます。電源は9Vセンタープラスの安定化電源(100〜240V対応)、9V電池アダプターでも動きます。寸法は10×5.75×1.5インチ、重量は1ポンド11オンス(約770g)。

価格は490ドル(約7.8万円)で、公式の表示では出荷まで約1週間。国内の取扱いは見つかりませんでした(2026年8月19日確認)。

Landscape公式の解説つき動画です。金メッキのプレートに指を置く位置と本数で音が変わっていく様子が見られます。

仕様のポイント

  • アナログのステレオ・プリアンプ回路を、金メッキのタッチプレートに触れて操作するフィードバック楽器
  • 皮膚の導電で電流の経路ができる仕組み。指の位置・本数・押す強さ、皮膚の状態で結果が変わる
  • 入出力: 1/4インチのステレオ入出力2、CV/オーディオ用の3.5mm入出力8(各端子の脇にタッチプレート)
  • 電源: 9Vセンタープラスの安定化電源(100〜240V対応)。9V電池アダプターでも動作
  • 寸法10×5.75×1.5インチ、重量1ポンド11オンス(約770g)
  • 価格490ドル(約7.8万円)、出荷まで約1週間。国内の取扱いは確認できず(2026年8月19日確認)

うちの機材で言えば

うちで音を汚す係はSP-404MKIIのエフェクトですが、あれは「かける」道具です。Stereo Fieldは「触る」道具で、同じ操作を再現できません。狙った音を出すのではなく、手をどう置いたかがそのまま音になる。楽器というより、演奏する回路と呼んだほうが近いと思います。

うちのセットに入れるなら、TX-6のセンド/リターンかBlueboxの前段に挟んで、Octatrack MKIIで録る使い方です。出た音をそのまま曲にするのではなく、素材として切って使う。490ドルは小物としては安くありませんが、「同じ音が二度と出ない」ことに価値を感じる人にははまる価格帯だと思います。

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出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。価格の円換算は2026年8月18〜19日時点の為替(1ドル≒159円、1ユーロ≒185円、1ポンド≒216円)による目安で、送料・関税・輸入消費税は含みません。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。