機材名:Intech Studio Grid担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 発想の独自性磁石で連結 | 5たいへん よくできました | 操作卓を積み木のように育てる発想です。 |
| 拡張性・将来性8台連結・14bit対応 | 4 | 足りなくなったら吸い付ければいい、という安心設計です。 |
| 操作性 | 4 | ドライバ不要で挿した日から働きます。 |
| 音源としての機能 | 1 | 音は出しません。手の延長です。 |
| 外部機材との連携USB中心 | 2 | DIN直結ではないため、DAWLESS卓では別途ホストが要ります。 |
磁石でつなぐモジュール式MIDIコントローラーです。エンコーダーの箱、フェーダーの箱を、必要なぶんだけ吸い付けて自分の操作卓を組みます。USB1本で8台まで給電という行儀の良さです。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「大人の積み木」
こちらは大人向けの積み木売り場です。
ノブの積み木、フェーダーの積み木。磁石でパチンと繋がり、USB1本で8個まで生きています。
「完成形は?」と聞かれても困ります。積み木に完成はありません。
気づけば机が積み木だらけになる点だけ、お子様の積み木と同じです。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 磁石でつなぐモジュール式MIDIコントローラー、Intech Studio Gridの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
必要な操作子だけを、パチッと足す
Gridは、ハンガリー・ブダペストのIntech Studioが作るモジュール式のMIDIコントローラーです。10cm角のモジュールを四辺の磁石とピンで任意の向きにつなぎ、USB-Cケーブル1本で最大8台に電源とデータを供給します。2025年に全モジュールが「Series 3」に刷新され、ボタンは圧力とベロシティを検出するホール効果スイッチになりました(Intech Studio公式)。
代表はEN16(プッシュ付きエンドレスエンコーダー16個、各RGB LED)とPBF4(ポット4+30mmフェーダー4+ボタン4)。ほかにPO16、BU16、EF44、TEK2、画面付きのVSN1など。設定は無料・オープンソースのGrid Editor(macOS/Windows/Linux/Web)で、GUIのアクションブロックかLuaスクリプトで動作を決め、本体に4ページ分を保存。USB MIDI(14bit対応)のほかHIDのキーボード・マウスにもなります。
国内は2025年12月から正規代理店(intech-studio.jp)が販売し、島村楽器やAmazon.co.jpでも扱いがあります。価格はEN16が33,000円、PBF4が27,500円、PO16/BU16が23,980円、TEK2が39,600円、VSN1が44,990円(すべて税込、2026年8月18日確認)。デジマートにEN16の中古が23,800円の例もあります。
Intech Studio公式の概要動画です。正方形のモジュールを磁石でつなぎ、USBケーブル1本で動かし、Grid Editorで各ノブの役目を決めていく様子が見られます。
仕様のポイント
- EN16: プッシュ付きエンドレスエンコーダー16(20クリック/回転、ベロシティ検出、Detent/Smooth)、各RGB LED、サイドボタン1(4ページ保存)、107×107×38mm・約220g
- PBF4: ポテンショメーター4(300°)、30mmリニアフェーダー4、ボタン4(ホール効果・圧力/ベロシティ検出)、RGB LED
- 共通: USB-C(250mA)、四辺のマグネット+ポゴピンで連結、USBケーブル1本で最大8台に給電・通信、ドライバ不要(USBクラスコンプライアント)、USB MIDI(14bit/NRPN/SysEx)+HID
- ラインナップ(Series 3): PO16/BU16/PBF4/EN16/EF44/TEK2/VSN1/VSN2、DIYキット版、ユーロラックアダプター、スタンド、ケース
- Grid Editor: 無料・オープンソース(v1.6.9、2026年7月)、GUIアクションブロック/Luaスクリプト、Profile Cloud、ファームウェア更新(Grid FW 1.5.5)
- 国内価格(税込・intech-studio.jp): PO16/BU16 23,980円、PBF4 27,500円、EF44 30,800円、EN16 33,000円、TEK2 39,600円、VSN1 44,990円(2026年8月18日確認)。中古 EN16 23,800円(implant4)
うちの機材で言えば
うちのElektron 3台はノブが8個で、深いパラメータはメニューの奥。Gridを1台足すと、よく触るCCを16個のエンコーダーに割り当てられます。ただしGridはUSBデバイスなので、パソコンなしでハードにつなぐにはUSBホスト(同社のKnot、うちならKenton MIDI USB Host)が要ります。
国内代理店があって日本語サポートも受けられるのは、この手のニッチ機材では珍しい強みです。Luaは必須ではなく、GUIだけでも設定できます。
購入・価格を見る
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Intech Studio Grid EN16
- 新品相場
- ¥33,000
- 中古相場
- 店頭 ¥23,800
2026-08-18 時点の調査(intech-studio.jp/implant4中古)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
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Intech Studio Grid PBF4
- 新品相場
- ¥27,500
- 中古相場
- —
2026-08-18 時点の調査(intech-studio.jp)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
次に読む
- パソコンなしでGridをつなぐ相棒 → 手のひらのUSB MIDIホスト、Intech Studio Knot
- うちのUSBホスト → 縁の下のMIDI通訳、Kenton MIDI USB Host mk3
- パッド式の司令塔 → PCなしで動く64パッド、Novation Launchpad Pro MK3
- 同じコントローラーを比べるなら → Le Strumとは|スタイラスでコードをかき鳴らすMIDI機
出典
- Intech Studio Grid 公式ページ/Grid Editor — 仕様・ソフトウェア
- Intech Studio 日本公式ストア — 国内価格(2026年8月18日確認)
- DTMステーション — 国内発売の報道(2025年12月)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
