Bela Trailsとは|指の軌跡をCVで記録する

Bela Trailsのイラスト(実機を参考に作成)。黒いユーロラック・モジュール、中央の大きな格子状のタッチパッドに色付きの光る軌跡、左右に端子列とボタン、下部に波形柄のタッチバー
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Bela Trails担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
発想の独自性タッチレコーダー5たいへん
よくできました
指の軌跡を4チャンネルのCVとして記録する、他にない職種です。
外部機材との連携CV8・Gate4・MIDI4寮内の連絡網は充実しています。
表現力変形・クオンタイズ4描いた線を回転・ピンチで練り直せます。
ユーロラック依存度22HP1寮の外では働けません。
入手・サポート2国内の窓口は太くありません。
総合評価3/5

85mmのタッチパッドに描いた指の軌跡を、CVとして最長40秒記録するユーロラックの書記係です。演奏を「描いて残す」発想は美しいのですが、ラックがないと雇えません。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「音の書道」

本日の書道教室は、筆の代わりに指、半紙の代わりにタッチパッドです。

書いた線はCVという墨で残り、最長40秒、何度でも再生されます。

とめ・はね・はらいが、そのまま音の抑揚になります。

なお、この教室はユーロラックの寮内にしかありません。通学には入寮が必要です。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 指の軌跡をCVで記録する、Bela Trailsの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売予定は2026年9月

録るのは音ではなく、指の動き

Trailsは、英Bela(Augmented Instruments)が作るユーロラックの「ポリフォニック・タッチレコーダー」です。85×85mmのマルチタッチ・パッドに指で描いた動きを、4つのチャンネルそれぞれのX/Y CVとGateとして最長40秒記録し、ループさせながら回転・ピンチ・オフセットで非破壊に変形できます(Bela公式)。

入力はチャンネルごとのCV×4とClock、出力はCV×8とGate×4、TRS MIDIと背面USB-C。クオンタイズ、8フェーダーのマクロ補間、16シーン。本体22HP+ブレイクアウト4HP、または1U版のパネルも同梱されます。

価格は449ドル。2026年2月からプレオーダーが始まり、第1バッチは完売、第2バッチは2026年9月出荷予定です(2026年8月18日確認)。国内の取扱店はまだなく(Five GはBela Glissのみ)、買うなら公式かThomannです。

Bela公式の紹介動画です。タッチパッドに描いた指の動きが4チャンネルのCVとGateとして記録され、ループしながら変形していく様子が見られます。

仕様のポイント

  • 4チャンネル・ポリフォニック「タッチレコーダー」: チャンネルごとにX/Y CV+Gate出力、最長40秒のジェスチャー記録
  • 85×85mmマルチタッチ静電容量パッド(LED透過)、10×85mmタッチスライダー、照光ボタン6、チャンネル選択/ミュート4、4ポジション・モードセレクタ
  • 入力: CV in×4、Clock in。出力: CV out×8(X/Y×4)、Gate out×4、MIDI TRS、背面USB-C(USB MIDI)
  • 機能: クオンタイズ(プリセット+カスタム2オクターブ)、回転/ピンチ/オフセット変形(非破壊)、タイムライン操作、8フェーダー×バンクのマクロ補間、16シーン、チャンネルごとクロック分周/逓倍
  • 本体22HP(3U)+出力ブレイクアウト4HP、または22HP(1U)。1U代替パネル・電源ケーブル同梱。消費電流・奥行は未公表
  • 価格: 449ドル。第1バッチ完売、第2バッチ2026年9月出荷予定。国内取扱なし(2026年8月18日確認)

うちの機材で言えば

うちのOXI ONE MKIIは「打った通りに」CVを出す司令塔、Torso T-1は「偶然で」動かす司令塔。Trailsは「指で描いた通りに」CVを出す第3の司令塔で、モジュラーがなくてもCV入力のある機材(Subharmoniconや0-Coastなど)を揺らせます。

ユーロラックのケースと電源が前提で、国内では買えません。第2バッチの出荷とレビューが揃ってから、が現実的です。

次に読む

出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。