機材名:Bela Trails担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 発想の独自性タッチレコーダー | 5たいへん よくできました | 指の軌跡を4チャンネルのCVとして記録する、他にない職種です。 |
| 外部機材との連携CV8・Gate4・MIDI | 4 | 寮内の連絡網は充実しています。 |
| 表現力変形・クオンタイズ | 4 | 描いた線を回転・ピンチで練り直せます。 |
| ユーロラック依存度22HP | 1 | 寮の外では働けません。 |
| 入手・サポート | 2 | 国内の窓口は太くありません。 |
85mmのタッチパッドに描いた指の軌跡を、CVとして最長40秒記録するユーロラックの書記係です。演奏を「描いて残す」発想は美しいのですが、ラックがないと雇えません。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「音の書道」
本日の書道教室は、筆の代わりに指、半紙の代わりにタッチパッドです。
書いた線はCVという墨で残り、最長40秒、何度でも再生されます。
とめ・はね・はらいが、そのまま音の抑揚になります。
なお、この教室はユーロラックの寮内にしかありません。通学には入寮が必要です。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 指の軌跡をCVで記録する、Bela Trailsの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売予定は2026年9月
録るのは音ではなく、指の動き
Trailsは、英Bela(Augmented Instruments)が作るユーロラックの「ポリフォニック・タッチレコーダー」です。85×85mmのマルチタッチ・パッドに指で描いた動きを、4つのチャンネルそれぞれのX/Y CVとGateとして最長40秒記録し、ループさせながら回転・ピンチ・オフセットで非破壊に変形できます(Bela公式)。
入力はチャンネルごとのCV×4とClock、出力はCV×8とGate×4、TRS MIDIと背面USB-C。クオンタイズ、8フェーダーのマクロ補間、16シーン。本体22HP+ブレイクアウト4HP、または1U版のパネルも同梱されます。
価格は449ドル。2026年2月からプレオーダーが始まり、第1バッチは完売、第2バッチは2026年9月出荷予定です(2026年8月18日確認)。国内の取扱店はまだなく(Five GはBela Glissのみ)、買うなら公式かThomannです。
Bela公式の紹介動画です。タッチパッドに描いた指の動きが4チャンネルのCVとGateとして記録され、ループしながら変形していく様子が見られます。
仕様のポイント
- 4チャンネル・ポリフォニック「タッチレコーダー」: チャンネルごとにX/Y CV+Gate出力、最長40秒のジェスチャー記録
- 85×85mmマルチタッチ静電容量パッド(LED透過)、10×85mmタッチスライダー、照光ボタン6、チャンネル選択/ミュート4、4ポジション・モードセレクタ
- 入力: CV in×4、Clock in。出力: CV out×8(X/Y×4)、Gate out×4、MIDI TRS、背面USB-C(USB MIDI)
- 機能: クオンタイズ(プリセット+カスタム2オクターブ)、回転/ピンチ/オフセット変形(非破壊)、タイムライン操作、8フェーダー×バンクのマクロ補間、16シーン、チャンネルごとクロック分周/逓倍
- 本体22HP(3U)+出力ブレイクアウト4HP、または22HP(1U)。1U代替パネル・電源ケーブル同梱。消費電流・奥行は未公表
- 価格: 449ドル。第1バッチ完売、第2バッチ2026年9月出荷予定。国内取扱なし(2026年8月18日確認)
うちの機材で言えば
うちのOXI ONE MKIIは「打った通りに」CVを出す司令塔、Torso T-1は「偶然で」動かす司令塔。Trailsは「指で描いた通りに」CVを出す第3の司令塔で、モジュラーがなくてもCV入力のある機材(Subharmoniconや0-Coastなど)を揺らせます。
ユーロラックのケースと電源が前提で、国内では買えません。第2バッチの出荷とレビューが揃ってから、が現実的です。
次に読む
- うちのCVを出す司令塔 → セットの指揮者、OXI ONE MKII
- CVで受ける側の候補 → 下方倍音でコードが生まれる、Moog Subharmonicon
- CVでつなぐ基礎 → MIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門
- 同じシーケンサーを比べるなら → Squarp Hermod+とは|ラックの中の司令塔
出典
- Bela Trails 公式ページ/公式ショップ — 仕様・価格・出荷(2026年8月18日確認)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
