押す・なぞる・弾く・叩くMPEコントローラー、Aodyo Loom。買収後に開発再開、2026年秋の生産を目標に

この記事でわかること

  • MPEコントローラーLoomの4つの演奏モード
  • Kickstarter成功→会社の破産→買収後の再開という経緯
  • 現在の目標: 2026年秋にR&D完了、初回500台。支援者は+100ユーロで初回入手か無償待機
  • 新規の購入窓口はまだ無い(2026年9月2日確認)。KS時の価格は239〜259ユーロ、小売想定400ユーロ

1枚の面が、鍵盤にも弦にもパッドにもなる

Loomは、フランスのAodyo Instrumentsが2024年3月にKickstarterで発表した多次元MPE MIDIコントローラーです。平らな演奏面を、①鍵盤モード ②リボンモード ③ストラムモード(ギターのようにコードを爪弾く) ④ドラムキットモード(指ドラム)の4つで使い分け、独自の配置も設計できます(gearnews 2024年3月)。

押し込みの強さ、指の横ずれ、上下の動きをMPEとして同時に送るので、MPE対応シンセなら1音ずつ独立した表情が付きます。接続はUSB-CとTRS MIDI出力で、PC無しでハードシンセへ直結できるのがDAWLESS的な肝です。2オクターブ版Loomと3オクターブ版Looomがあり、KS価格は239/259ユーロ、339/369ユーロでした。

Aodyo公式のデモです。1枚の面が鍵盤・リボン・ストラム・ドラムに切り替わる様子は、文章より映像のほうが一目で伝わります。

破産と、再開

  • 2024年3〜4月のKickstarterで目標の321%を達成
  • 2024年9月に開発停止を告知、同年10月に会社は破産・清算(Anyma Omegaの記事参照)
  • 2025年11月、投資会社INODESIGNがAodyoを買収し、自社チームで完成させると表明
  • 2026年5月の更新: R&D完了と生産開始は2026年秋目標、初回ロット500台。元支援者は「追加100ユーロで初回ロットから受け取る」か「新規販売4台につき1台を無償で受け取る順番を待つ」
  • (SYNTH ANATOMY 2026年6月、2026年9月2日確認)

うちの機材で言えば

うちの司令塔はOXI ONE MKIIで、音源はDigitone IISyntakt。Loomはそのどれとも重なりません。足すとすれば「弾く表現」の入口——MPEを受けられる音源(Hydrasynth系など)がある卓ほど、補完性が高い機材です。

一方で、まだ1台も出荷されていない製品です。うちの立場は「実機が流通してから」。予定どおり秋に生産が始まれば、年末には最初の実機レビューが海外から出てくるはずです。

いま買える場所

新規の購入・予約窓口は2026年9月2日時点で開いていません。公式サイトとKickstarterの更新欄で告知されます。

Aodyo Instruments 公式サイト
Kickstarter(Loom)
※ 海外サイトです。当サイトのアフィリエイトリンクではありません。

Kickstarterは予約販売ではなく支援です。届く保証も返金の約束も通販より弱く、出荷予定は「予定」として読むのが安全です。国内代理店はなく、届いても個人輸入扱いになります。

この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。

画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。

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出典

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