Behringer Craveとは|Mother-32を意識した2万円台

Behringer Craveのイラスト(実機を参考に作成)。オレンジ色のパネルに木製サイドパネルの卓上シンセ、上部に2列のパッチ端子、中央に黒い大きなノブが2段、下段に赤いステップボタン8個と黒いボタン鍵盤
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Behringer Crave担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
導入コスト2万円台5たいへん
よくできました
セミモジュラー入門の学費として破格です。
音作りの自由度パッチベイ32点4回路の授業が一通り受けられます。
外部機材との連携MIDI IN/OUT/THRU4この価格帯でTHRUまで持つ律儀さです。
音質・音の個性3340系+ラダー3本家に一歩譲る、と言われつつ十分に本物の声です。
保存・管理プリセット保存なし2今日の音は今日限り。写真を撮る係が要ります。
総合評価4/5

Mother-32を意識した2万円台、と本文の通りのセミモジュラーです。パッチの考え方は本家と同じで、学んだことは後で無駄になりません。最初の1台の実験室として十分に本物です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「仮免許で公道へ」

モジュラー教習所へようこそ。いきなり本家Moogの高級車で公道に出る必要はありません。

この教習車は2万円台。パッチの運転作法は高級車と同じです。

ここで覚えた運転は、乗り換えても一生ものです。

なお、今日の音色は保存できません。録音をお忘れなく。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • Mother-32を意識した2万円台、Behringer Craveの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売は2019年12月

同じ考え方を、3分の1で

Craveは、Behringerが2019年に出した卓上のセミモジュラー・アナログシンセです。オレンジ色のパネルに木のサイドパネル。VCOは3340系が1つ、フィルターはMoog系の24dBラダー(LP/HP切替)、LFOとエンベロープ、32のパッチポイント。この構成とパネルの並びは、Moog Mother-32を強く意識したものとして知られています(Behringer公式)。

違いもあります。シーケンサーは32ステップ×64パターンで、8パターンのアルペジエーターと13鍵のボタン式キーボード。MIDIはINに加えてOUT/THRUがあり、USBでもMIDIをやり取りできます。16台までのポリチェーンにも対応。一方でユーロラックの規格には合わず、ケースには入りません。

価格は29,800円(Amazon=サウンドハウス出品・在庫あり、2026年8月18日確認、島村楽器は31,900円)。中古はヤフオクで平均20,614円の落札です。国内代理店はエレクトリで、正規品にはPSE対応のACアダプターと3年保証が付きます。

Behringer公式の紹介動画です。オレンジ色の筐体、ラダーフィルターの音、32ステップのシーケンサーとアルペジエーターが見られます。Mother-32と同じ考え方の機材を、値段を3分の1にして作った1台です。

仕様のポイント

  • モノフォニック・フルアナログ。VCO×1(3340系、パルス/ノコギリ、PWM)+ノイズジェネレーター、外部オーディオ入力
  • Moog系24dB/octラダーフィルター(LP/HP切替、自己発振)、VCA、エンベロープ(Attack/Decay/Sustain ON/OFF)、LFO(三角/矩形、0.1〜350Hz)
  • シーケンサー32ステップ×64パターン(8バンク×8)、アルペジエーター8パターン、13鍵ボタン式キーボード、スウィング・アクセント・ゲート長
  • パッチベイ32点(入力18・出力14、マルチ×2)、MIDI IN/OUT・THRU(DIN)、USB MIDI、ライン出力3.5mm、ヘッドホン。16ボイス・ポリチェーン
  • 12V DC 1Aアダプター付属(100〜240V)。ユーロラック非対応。320×164×47mm・1.5kg。設定・更新はSynthTribeアプリ
  • 価格: 29,800円(Amazon=サウンドハウス・2026年8月18日確認)/島村楽器 31,900円。中古落札 平均20,614円

どんな人に合うか

「セミモジュラーを試したいが、まず3万円以内で」という人に。パッチの考え方はMother-32と同じなので、後で本家に乗り換えても学んだことは無駄になりません。

うちのOXI ONE MKIIからMIDIで鳴らすなら、Craveの方がMIDI OUT/THRUがある分だけ配線は素直です。音の太さは本家に一歩譲る、という評価が多いですが、値段差は3倍。最初の1台としては十分に本物です。

ユーロラックのケースには入らず、プリセットも保存できません。復刻・模倣に対する評価は人によって分かれますが、「同じ考え方の機材を安く」という事実は動きません。

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Behringer Crave

Behringer Crave

新品相場
¥29,800〜¥31,900
中古相場
オークション 平均¥20,614

2026-08-18 時点の調査(Amazon(サウンドハウス)・島村/ヤフオク)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。

Amazonは2026-08-19 時点でこの機材の商品ページを確認できなかったため、検索結果へのリンクにしています。出品が入れ替わることがあるので、商品名と価格を確かめてからご購入ください。

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出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。