機材名:teenage engineering EP-133 K.O. II担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 導入コスト5万円台 | 4 | 持ち出せるサンプラーとして相当に安い部類です。 |
| サンプリング・録音128MB・999スロット | 4 | 電卓の顔で、記憶力は優等生です。 |
| 持ち運びやすさ16mm・620g・乾電池 | 5たいへん よくできました | ノートの間に挟まって登校できます。 |
| 演奏性感圧パッド12 | 4 | 叩く強さがそのまま音になります。 |
| 音色の汎用性 | 2 | 用意された音で遊ぶならEP-1320、素材集めはこちら。分業制です。 |
電卓みたいなサンプラーです。5万円台で999スロット・電池駆動・厚さ16mm。サンプラー入門の敷居をここまで下げた功績は、電卓の顔をしていても本物です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「電卓コーナーの異物」
文具売り場の電卓コーナーに、1台だけ様子のおかしいのが混ざっています。
ボタンを押しても数字が出ません。代わりに、録った音が鳴ります。
厚さ16ミリ、電池駆動、999個の記憶。事務用品の顔をした楽器です。
レジで5万円台と言われて驚くまでが、この売り場の様式美です。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 電卓みたいなサンプラー、teenage engineering EP-133 K.O. IIの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 所有機材との比較の視点も
- 発売は2023年12月
厚さ16mm、電池で動くサンプラー
EP-133 K.O. II(ケーオーツー)は、teenage engineeringのポータブル・サンプラーです。電卓のような見た目で、厚さは16mm、重さは620g。単4電池4本でも、USB-Cからの給電でも動きます(teenage engineering公式)。
中身は見た目より本格的です。サンプルメモリは128MBで、999個のサンプルスロットを持ちます。1つのパターンに12トラック、プロジェクトは9つ、パターンは4グループ×99。ソングモードは最大9,801小節まで組めます。「小さくて安い入門機」という枠には収まりません。
感圧とベロシティに対応した12個のパッドを叩いて音を入れ、本体のステレオ入力かマイクで外の音を録る——サンプラーとして必要なことが、この厚さの中で完結します。
仕様のポイント
- サンプルメモリ128MB・999サンプルスロット
- 感圧+ベロシティ対応パッド12個。1パターンあたり12トラック(サンプル用とMIDI用)
- 9プロジェクト・4グループ×99パターン。パターン長は1〜99小節、ソングモードは最大9,801小節
- 9プロジェクト合計で80,000ノートまで記録
- 入出力: ステレオ入力(24bit)/ヘッドホン兼ラインアウト(24bit)/MIDI In・Out(TRS Type A)/Sync In・Out/USB-C
- 電源は単4電池4本またはUSB-C給電
- 本体: 240×176×16mm・620g。価格は$329、国内はデジマート出品で55,000円前後(2026年8月18日確認)
どんな人に合うか
「サンプラーを一度触ってみたいが、10万円を超える機材にいきなりは踏み切れない」人に向きます。5万円台で999スロット、電池駆動、厚さ16mm。持ち出せるサンプラーとしては相当に安い部類です。
うちにあるEP-1320(同じteenage engineeringの、中世をテーマにしたサンプラー)との関係で言うと、EP-1320が「用意された音で遊ぶ」機材なのに対し、EP-133は「自分で録った音を並べる」機材です。見た目の系統は近いのに、やることが違います。両方持つ理由がある珍しい組み合わせだと思います。
注意点として、この機材はスピーカーを内蔵していません。ヘッドホンかスピーカーをつなぐ前提です。また画面は小さく、波形を細かく編集する用途には向きません。録って、切って、並べて、持ち歩く——そこに割り切った機材です。
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teenage engineering EP-133 K.O. II
- 新品相場
- ¥55,000
- 中古相場
- 店頭 ¥38,800
2026-08-18 時点の調査(デジマート等の新品出品・楽器店の中古出品)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
次に読む
- 同じteenage engineeringのサンプラー → 中世の音だけを詰めたサンプラー、EP-1320
- もっと小さい入口 → 基板むき出しの名刺サイズ、Pocket Operator
- 定番のサンプラーと比べる → 素材を撃つ楽器、SP-404MKII
- 同じサンプラーを比べるなら → カシオが本気のサンプラー。SXC-1は日本先行発売
- 3万円の相棒ミキサー → EP-136 K.O. sidekickとは|3万円のポケットDJミキサー
- 1万円を切るドラムマシン → PO-12 rhythmとは|1万円を切るドラムマシン
出典
- teenage engineering EP-133 公式ページ — 仕様・価格
- デジマート出品(2026年8月18日確認) — 国内の新品・中古価格
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月17日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
