Sonicware ELZ_1 core|鍵盤を外してUSBホストを載せた卓上版。50台の受注生産で10月下旬出荷

ELZ_1 core のイラスト。黒い卓上モジュールの側面がクルミ材

この記事でわかること

  • ELZ_1 play と何が違うか。鍵盤・ルーパー・Sync端子が無く、USBホストが付く
  • 18音源を3層まで重ねる中身と、49種のエフェクト
  • DAWLESS卓につなぐときの条件。DIN MIDIとUSBホスト、Sync端子が無いこと
  • 買い方。50台ずつの受注生産で、販売は自社ウェブショップだけ
  • 499ドル(約7万8,000円・1ドル≒156円(2026年9月中旬の東京市場))。日本円の価格と日本への送料は未確認

何が出たか

Sonicwareが2026年9月16日、ELZ_1 coreを発表しました。同社のSONICWARE ELZ_1 playとは|18の音源を持ち歩く国産シンセから鍵盤とルーパーを外し、卓上のモジュールにまとめた機種です。音源とエフェクトはplayの設計を引き継いでいます。

Sonicwareは日本のメーカーで、LIVENシリーズやSmplTrekを作ってきた会社です。当サイトはこれまでに同社の機材を8本紹介してきました。

販売は自社のウェブショップだけで、店頭には並びません。部品の値上がりと供給の不安定さを理由に、50台ずつの受注生産にすると説明されています。最初の50台は完売し、次の50台は10月下旬の出荷予定です(2026年9月20日確認)。

SONICWARE公式の音のデモです。18音源を3層まで重ねるとどうなるか、鍵盤を外した卓上の本体をどう触るかが、6分半で分かります。

ELZ_1 play との違い

同じ音源を積んでいますが、演奏まわりの装備が入れ替わっています。

項目ELZ_1 core / ELZ_1 play
鍵盤core は無し(外部のMIDI鍵盤で弾く) / play は内蔵
ルーパーcore は無し / play は4トラックのオーディオルーパー
Sync 入出力core は無し / play は装備
USBホストcore に追加。USB MIDI機器をつなげて、バス給電もできる / play は無し
電源core はDC9VのACアダプター(同梱) / play は電池でも動く
大きさ・重さcore は234×103×57mm・0.97kg

つまりcoreは「持ち出して単体で弾く」機能を外して、「卓に置いて他の機材とつなぐ」側に寄せた機種です。外で弾くならplay、机の上で鳴らすならcore、という分かれ方になっています。

中身

項目内容
音源18種類。ウェーブテーブル、Super OSC、物理モデリングのZTRINGS、グラニュラーのSiGRINDER、8ビット、FM、STK Drummer など。3層まで重ねられる
同時発音数最大20ボイス(音源によって変わる)
ウェーブテーブルWaldorf製を16種内蔵。Serum形式の読み込みにも対応
エフェクト49種類。INSERT・EFX I・EFX II・MASTERの4段
音色すぐ使える256個。メモリは512個
シーケンサー128ステップ×128パターン。1トラックで、ステップ入力とリアルタイム入力
アルペジオ12種類
表示・操作子2.4インチのカラー液晶、エンコーダー5個、色の変わるLEDボタン25個
MIDI5ピンDINの入出力
USBUSB-C(48kHz・16bitのオーディオ2in2out、MIDI、ストレージ)と、USB-Aのホスト端子
その他の端子3.5mmのステレオ入力、1/4インチ出力×2、3.5mmヘッドホン
同梱32GBのカード、ACアダプター、Waldorf Edition 2 LE のクーポン
素材側面はクルミ材

海外の発表記事には電源を「USB-Cのみ」と書いたものがありますが、公式の製品ページにはDC9VのACアダプターが同梱と書かれています。この記事は公式の記載に従いました。

DAWLESS卓から見ると

鍵盤が無いので、音源モジュールとして卓に足す機材です。手持ちのシーケンサーやキーボードから鳴らします。

  • 5ピンのDIN MIDIを持っているので、変換ケーブル無しで既存の機材とつながる
  • USB-Aのホスト端子があり、USBしか持たないMIDI鍵盤やパッドを、PCを挟まずに直接挿せる。バス給電もできる。この端子を持つ機材はUSBホスト付きの機材比較にまとめている
  • Sync端子は無い。テンポを合わせる相手とはMIDIでつなぐことになる
  • 3.5mmのライン入力があるので、他の機材の音を通してエフェクトをかけられる
  • 電池では動かない。持ち出すならACアダプターが要る

クロックと配線の考え方はMIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門に書いています。上は公開されている仕様から読み取れる範囲で、当サイトは実機での接続を確かめていません。

買い方

Sonicwareの自社ウェブショップだけで扱われます。受注生産のため、注文の確定後は原則としてキャンセルできないと明記されています。価格は499ドルで、次回分50台の出荷は10月下旬の予定です。

日本での販売価格(日本円の表示)は、2026年9月25日の時点でも公式ページで確認できませんでした。一方で税の扱いは公式ページに書かれていました。「日本のお客様の消費税は弊社が負担いたします」と明記されており、海外への注文については「VAT・税・関税が受け取り時にかかる場合があり、価格には含まれない」と書かれています(2026年9月25日確認)。国・地域の選択に日本があり、表示通貨は米ドルです。次回分50台の10月下旬出荷という予定も同日時点で変わっていません。海外から機材を買うときの確認事項は日本で機材を買う前に。技適・PSE・保証・並行輸入にまとめています。

SONICWARE 公式ウェブショップ: ELZ_1 core(アフィリエイトリンクではありません)

この記事はメーカー公式の製品ページと海外メディアの発表記事に基づく新製品紹介です。実機は未検証で、価格や出荷の条件は変わることがあります。

画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。

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出典

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