機材名:1010music nanobox razzmatazz担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 省スペース性113g | 5たいへん よくできました | ドラムマシンが名刺入れの体積です。 |
| 音作りの自由度FM×サンプル | 4 | パッドごとに二重国籍の音が作れます。 |
| シーケンス性能64ステップ | 3 | 全体が一目で見える画面設計です。 |
| 演奏性画面内パッド | 1 | 叩く快感はありません。触れる図面です。 |
| 導入コスト7万円前後 | 2 | 小さな職人の給与は安くありません。 |
FMとサンプルを重ねられるミニ・ドラムです。パッドは画面の中なので、叩く感触を求める人には向きません。机の隅に住むドラム職人です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「盆栽のドラム」
盆栽は、庭を鉢の中に縮めたものです。
この箱は、ドラムマシンを名刺入れに縮めました。FMもサンプルも入っています。
「叩けないのでは?」——はい。盆栽の松に登れないのと同じです。
眺めて整えて、鳴らして愛でる。そういう趣味の一鉢です。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- FM合成とサンプルを1つのパッドで重ねるという構成
- 全パッドの状態が一度に見えるシーケンサー
- nanoboxで唯一シーケンサーを持つという点
- 国内相場87,561円(2026年8月21日・Amazonの出品)
合成音と実録音を、同じパッドに重ねる
razzmatazz は、8つのパッドを持つドラムマシンです。各パッドの音は、2基のFMオシレーターとwavファイルを自由に組み合わせて作ります。
合成した音と、録音した音を、同じパッドの中で重ねられるということです。FMで作ったキックの芯に、実録音のアタックを足す。あるいはサンプルだけを鳴らす。どちらでも組めます。
さらにフィルター2基、エンベロープ2基、レゾネーター、スナップ・ジェネレーター、エフェクト3系統が付きます。パッド1つあたりに用意されている道具としては、かなり多いほうです。
1010music公式の紹介動画です。FMで作るドラムと、読み込んだサンプルのドラムが同じ本体の中で並ぶ様子が確認できます。
仕様のポイント
- 8つのタッチスクリーン・パッド。MIDIコントローラーからも叩ける
- パッドごとにFMオシレーター2+wavファイルを組み合わせ
- パッドごとにフィルター2・エンベロープ2・レゾネーター・スナップジェネレーター・エフェクト3
- 16パターン、1パターン最大64ステップ
- 全パッドの状態とステップが一度に見えるシーケンサー
- 分解能は1/64から8小節まで
- プリセット120
- 2インチのタッチスクリーン+ノブ2・ボタン4
- 本体: 約95×76×38mm・約113g
- オーディオ入出力は3.5mm TRS。24bitのAD/DA、内部32bit・48kHz
- MIDI入力は3.5mmでType-A/Bを自動判別。出力もA/Bを選べる
- クロック入力(3.5mm・1/2/4/8/12/24 PPQ)
- 電源はUSB-Cの5V・500mA
- microSDカードで自分のwavファイルを持ち込める
nanoboxで唯一、曲の形になる
シリーズ4機種の中で、シーケンサーを持つのはこれだけです。lemondrop・fireball・tangerine はいずれも外から鳴らしてもらう機材ですが、razzmatazz は自分で走ります。
つまり、これ1台でリズムが完結します。他のnanoboxを足すなら、razzmatazzがクロックを配る側になります。(同期の考え方はMIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門に整理しました)
どんな人に合うか
合うのは、机の隅にドラムを1台足したい人です。サンプルとFMの両方が使えるので、音の幅が広い。113gなので、既にある構成を崩さずに置けます。
合わないのは、パッドを叩いて演奏したい人です。2インチ画面の中のパッドなので、指で叩く感触を求めるなら、物理パッドを持つ機材のほうが向いています。
外で使うには
必要になるもの: nanobox battery case(外で使うなら)
本体に電池は入りません。電源はUSB-Cの5V・500mAだけです。モバイルバッテリーからでも動きますが、メーカーは専用のバッテリーケースを別売で出しています。本体を収めて持ち運べる形で、価格は79ドルです。
国内での取り扱いは2026年8月21日時点で確認できませんでした。販売が確認できるのはメーカーの直販ストアです。
1010music 公式ストア(nanobox battery case)
※ 海外サイトです。当サイトのアフィリエイトリンクではありません。
机の上で使うだけなら要りません。USB-Cから給電できるので、手持ちのモバイルバッテリーでも代用できます。
購入・価格を見る
枠内の価格は当サイトが調査した相場で、販売価格ではありません。
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1010music nanobox razzmatazz
- 新品相場
- ¥87,561
- 中古相場
- 相場データなし
2026-08-21 時点の調査(Amazon・楽天の出品)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、2インチ画面の操作感など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- シンセが欲しいなら → nanobox fireballとは|8ボイスのウェーブテーブル
- 自分の音を鳴らすなら → nanobox tangerineとは|microSDから流し込むサンプラー
- 4機種の比較 → nanobox シリーズの4機種まとめ
- 同じメーカーのミキサー(所有機) → Blueboxレビュー|手のひらの録れる音卓
出典
- 1010music 公式 nanobox | razzmatazz(パッド・FM・シーケンサー・プリセット)
- Synth Anatomy「nanobox razzmatazz」(2022年10月の発表)
- 国内相場はAmazonの出品(2026年8月21日確認)。相場は変動します
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
