Roland TR-505とTR-626とは|安く広めた2台

Roland TR-505のイラスト(実機を参考に作成)。横長の薄い灰色の筐体、上部に液晶表示と小さなボタン、下部に16個の四角いステップボタンが横一列
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Roland TR-505/TR-626担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
歴史的価値普及の立役者4リズムマシンを広い層に届けた功績は記録に値します。
音質・音の個性12bitサンプル3時代の質感がそのまま入っています。
入手しやすさ出品確認できず1探すこと自体が考古学です。
実用性2現役復帰させるには愛と補修が要ります。
導入コスト相場不明2ご縁と言い値の世界です。
総合評価2/5

名機の音を安く広めた1986年前後の2台です。歴史的な役割は立派ですが、現在は国内出品も確認できない絶版組。会えたら挨拶する程度の距離感が正解です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「消息不明の同級生」

卒業名簿のこの2人の欄には「消息不明」とあります。

在学中は、高価だったリズムマシンを庶民の机に届けた功労者でした。

いまは市場でもほとんど見かけません。

もし再会できたら、まず労いの言葉を。それから動作確認を。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 安く広めた2台、Roland TR-505とTR-626の紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 所有機材との比較の視点も
  • シリーズ初号機の発売は1986年

上位機の音を、安い箱に

TR-505とTR-626は、TR-707・727の系譜にある廉価機です。名機として語られることは少ないのですが、この2台がRolandのリズムマシンを広い層に届けました。

TR-505(1986年)は、707と727から音を選んで混ぜた構成です。ドラムとラテン・パーカッションが1台に入っています。そのかわり出力はステレオのみ、音は16種類で音程を変えられません。パターンは48、曲は6つまで。できることを削って値段を下げた、という設計です。

TR-626は、505を土台に発展させた12ビットのサンプル機です。音数が増え、操作できる項目も増えました。505で足りなかった部分を埋めた機種、という位置づけになります。

どちらも生産終了しています。国内のデジマートには出品がありませんでした(2026年8月19日確認)。海外の中古市場か、国内の中古楽器店を根気よく回ることになります。

この2機種については公式チャンネルに動画を確認できませんでした。音の傾向は上位機のTR-707とTR-727の動画が参考になります。

仕様のポイント

  • TR-505(1986年): TR-707とTR-727から音を選んで混ぜた廉価機
  • TR-505の仕様: 出力はステレオのみ、16音(音程変更不可)、48パターン、6曲
  • TR-626: TR-505を土台に発展させた12ビットのサンプル機。音数と操作項目が増えた
  • どちらもRolandのリズムマシンを広い層に届けた機種
  • ともに生産終了
  • 国内のデジマート出品は確認できず(2026年8月19日確認)

うちの機材で言えば

うちのTR-6Sには505と626のモデリングは入っていません。これは意外と大事な点で、「復刻されない機種の音は、いま出す手段が限られる」という話になります。

サンプルとして出回っているので音自体は手に入りますが、実機の操作感まで含めて欲しいなら中古を探すしかない。ただ、国内に出品がない状態なので、この2台は「知識として知っておく」段階だと思います。1980年代のRolandが、名機だけでなく安い機材でも数を出していたという事実のほうが、記録としては大きい。

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出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。