機材名:SOMA METACONFORMER担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 外部機材との連携入力2・出力4 | 5たいへん よくできました | 配る・混ぜる・訳すの三役を1箱でこなします。 |
| 発想の独自性Combinerモード | 4 | モノシンセ数台を束ねてポリにする発明が光ります。 |
| 拡張性・将来性シンセに変身可 | 4 | SimplexFMで音源にまで転職できます。 |
| 導入コスト33,990円 | 4 | 変身回数あたりの単価が安すぎます。 |
| 音源としての機能基本は裏方 | 2 | 本業は交通整理。歌うのは副業です。 |
MIDIを配って作り変える小箱です。分配・結合・変換の3つの顔に加え、ファームウェア書き換えで4トラックのシンセにまで化けます。3.4万円でこの変身回数は破格です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「四役こなします」
この役者、小さな体で四役こなします。
分配係、マージ、ノートをCCへ変える通訳、ファームウェアを替えればシンセ役まで。
ギャラは3.4万円。四役分と考えると、SOMAの良心です。
机の裏に置いておくと、いつの間にか座組の要になっています。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- MIDIを配って作り変える小箱、SOMA METACONFORMERの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売は2023年11月
分けて、まとめて、読み替える
METACONFORMERは、SOMA laboratoryが「賢いMIDIルーター兼スルーボックス」と呼ぶ小箱です。MIDI入力が2、出力が4。出力のうち1つは同期信号の送り出しに設定できます(SOMA公式)。
面白いのは3つのモードです。Splitterは鍵盤の音域を分けて、それぞれ別の音源に送る。低い側をベース、高い側をリードにする定番の使い方が1台でできます。Combinerは複数のモノフォニック機を並べて、届いた音を順番に振り分けることで、全体を1つのポリシンセとして扱います。Translatorは届いたノートをCCに変換して、鍵盤でパラメーターを動かせるようにします。
さらにSimplexFMというファームウェアを入れると、本体が4トラックのデジタルシンセに変わります。SOMA自身がこれを「LYRA-8の小型な後継」と位置づけているのが面白いところで、MIDIの道具として買った箱が音源にもなります。
価格は33,990円(Five G)。SOMA公式の税抜表示は160ユーロ、米国では184.99ドルです(2026年8月19日確認)。
SOMA公式のデモです。1台の鍵盤から複数の音源に音域を分けて送る様子と、モノシンセを並べてポリにする様子が見られます。
仕様のポイント
- MIDI入力2、MIDI出力4(うち1つは同期信号源に設定可)のMIDIルーター兼スルーボックス
- Splitterモード: 鍵盤の音域を分け、それぞれ別の音源へ同時に送る
- Combinerモード: 複数のモノフォニック機に音を順番に振り分け、全体をポリとして扱う
- Translatorモード: 届いたノートをCCに変換し、鍵盤でパラメーターを操作
- SimplexFM ファームウェアで4トラックのデジタル organismic シンセに変化(SOMAはLYRA-8の小型な後継と説明)
- 価格: 33,990円(Five G)/160ユーロ(税抜・公式)/184.99ドル(米国)(2026年8月19日確認)
うちの機材で言えば
うちのMIDIまわりはKenton MIDI USB Host mk3が担当していて、これはUSB機材を5ピンのMIDIに変える通訳です。METACONFORMERは役割が違い、「届いたMIDIをどう配るか・どう読み替えるか」を決める機材。両方あると守備範囲が重なりません。
特にCombinerは、モノシンセを何台か持っている人には効きます。うちはポリの機材が多いので出番は限られますが、3万円台でMIDIの整理と音源が両方手に入るのは、値段の割に働く箱だと思います。
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次に読む
- うちのMIDI通訳 → 縁の下のMIDI通訳、Kenton MIDI USB Host mk3
- MIDIの基礎 → MIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門
- 同じSOMAの旗艦 → 触ると音が暴れる楽器、SOMA LYRA-8
- 同じSOMA laboratoryなら → SOMA FLUXとは|触れずに弾く磁気の楽器
出典
- SOMA laboratory METACONFORMER 公式ページ — モード・仕様
- Five G music technology — 価格(2026年8月19日確認)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
