Dirtywave M8がiPhoneとiPadで動く。公式アプリ「M8 Music Tracker」が29.99ドルで登場

Dirtywave M8 本体とトラッカー画面を映したスマートフォンのイラスト

この記事でわかること

  • 何が出たか。M8の音源とシーケンサーをそのまま持つiPhone/iPad用アプリ
  • ハードウェアのM8との関係。曲を行き来できる、代わりにはならない
  • DAWLESS的にどこが効くか。外で書いて、家の本体で鳴らす
  • 価格29.99ドル、App Storeで配信中(2026年9月10日確認)。当サイト所有機での検証は後日追記

何が出たか

Dirtywaveは2026年9月9日、M8 Music TrackerをApp Storeで公開しました。M8は手のひらサイズのトラッカー型シーケンサー兼シンセで、このアプリは「M8の全機能」を名乗るiPhone/iPad版です。開発はM8本体と同じくDirtywaveとtrash80。

トラッカーは、縦に流れる譜面に音符と命令を打ち込む古い作曲方式です。ゲーム機のサイズで本気の曲が組める、というのがM8の売りでした。それが電話に入った、というのが今回の話です。

中身。本体と同じ8トラック

項目M8 Music Tracker
価格29.99ドル(買い切り。追加課金の記載なし)
対応iPhone・iPad、iOS 15以上。縦横どちらの向きでも使える
容量約235MB
音源Wavsynth(チップ音源風の波形合成)、Macrosynth(40種超の合成エンジン)、FMSynth(4オペレータ)、Hypersynth(13オシレータの群れ)、Sampler(録音対応)、MIDI楽器(外部機材を鳴らす)
トラックモノフォニック8トラック。ステップごとの変調とエフェクト
曲の組み立てフレーズ→チェーン→ソングの三段。本体と同じ
接続CoreMIDI入出力、外部キーボード、ゲームコントローラー。Inter-App Audio
ファイルFilesアプリから曲・楽器・サンプル・テーマ・書き出した音声にアクセス
本体との互換曲とバンドルはM8ハードウェアと完全互換。端末間で移せる

本体の代わりではありません。M8本体はUSBオーディオ、専用キー、12時間の電池で成り立っています。アプリは画面のタッチ操作で、電話の音声出力とCoreMIDIを使います。Dirtywaveは以前から、Teensy 4.1に自分で焼く無料の「ヘッドレス版」も出しているので、本体を買わずにM8の仕組みを試す入口が、今回2つ目になった形です。

DAWLESS的にどこが効くか

  • 外で書いて、家で鳴らす。電車で電話に打ち込んだ曲を、家の本体に移して本体のUSBオーディオから録る。曲データが互換なので、この往復が成立する
  • 本体を持っている人の予備。本体を持ち出し忘れた日でも、同じ曲を開ける
  • 本体を持っていない人の試用。29.99ドルで操作の型を覚えてから本体を判断できる。本体は国内で7万円台
  • MIDI楽器として外部機材を鳴らす。CoreMIDI対応なので、iPhoneにMIDIインターフェースを挿せば他の箱を動かせる。ここは本体と同じ

弱い点も書いておきます。トラッカーの入力はキー操作が前提の設計で、本体はそのために専用キーを持っています。タッチ画面で同じ速さで打てるかは、触った人の報告を待つところです。また、iPhoneの3.5mm出力は機種によって無く、外に音を出すにはアダプターかUSBオーディオが要ります。

当サイトの対応

当サイトはM8 Model:02を所有しています。アプリを入れて、本体で作った曲を開けるか、アプリで作った曲を本体に戻せるか、タッチ入力の速さはどうか、を確かめてこの記事に追記します。追記までは、上の表がアプリの公開情報のすべてです。

App Store: M8 Music Tracker(アプリの購入先。アフィリエイトリンクではありません)

本体のほうは国内でも買えます。

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この記事は発表時点の公開情報に基づく新製品紹介です。実機・実物で確認した内容は含みません。価格や仕様は発表後に変わることがあります。

画像について: アイキャッチは当サイトのM8イラストを元に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。

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出典

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