機材名:KOMA Field Kit/Field Kit FX担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 実験の自由度CV・ラジオ・センサー | 5たいへん よくできました | エンベロープフォロワーからラジオ受信まで。実験科目は学年トップです。 |
| アイデアの出やすさ | 4 | 机の上の物が音になる発想力は随一です。 |
| 音色の汎用性楽音は苦手 | 2 | 音階のある演奏は専門外です。 |
| シーケンス性能なし | 1 | シーケンサーを持ちません。構成は他の機材の担当です。 |
| 導入コストセンサー別売 | 2 | コンタクトマイクやセンサーの教材費がかさみます。 |
ラジオやセンサーの信号を音にする、理科室の住人です。鍵盤も音階もなく、成果より実験過程を楽しむ家庭に向きます。センサー類が別売で、教材費が続くのは覚悟してください。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「机の上の物は楽器になるか」
研究のどうき。鍵盤がなくても音楽はできるのか、たしかめたくなったから。
用意するもの。Field Kit本体、ラジオ、ばね。センサーは別売なので、おこづかいと相談する。
実験1。ラジオを受信した。音楽になった。
実験2。エンベロープフォロワーに声を入れた。機械が声に合わせて動いた。
わかったこと。成果が出ない日もある。過程が面白いかどうかで、この研究の価値は決まる。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 身の回りのものを楽器にする2台、KOMA Field KitとField Kit FXの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売は2017年
電気音響という、もう1つの入口
Field Kitは、ベルリンのKOMA Elektronikが2017年に出した「電気音響のための道具箱」です。4チャンネルのミキサーを中心に、CVで受信周波数を動かせるラジオ、エンベロープフォロワー、LFO、モーターやソレノイドを動かすDCインターフェース、センサーを受けるインターフェース。コンタクトマイクや電磁ピックアップと組み合わせて、机の上のものを楽器にします(KOMA Elektronik公式)。
Field Kit FXは翌2018年の相棒で、CVで動く周波数シフター、外部タンクのスプリングリバーブ、PT2399のローファイなディレイ、3秒のルーパー、ビットクラッシャー、4chのVCAミキサー、4ステップの小さなシーケンサー(Roll-O-Decks)を1台にまとめたエフェクターです。どちらもユーロラック換算36HPで、DIY版とユーロラック版もあります。
価格はField Kitが54,780円、Field Kit FXが65,780円(Five G、2026年8月18日確認)。国内代理店は明示されておらず、Five Gが事実上の窓口です。中古相場は不明。付属アダプターはEU/US/UK/AU仕様なので、国内ではPSE表示の有無を確認してください。
KOMA Elektronik公式の紹介動画です。コンタクトマイクやモーター、ラジオを白い箱につないで音にし、FXの方でスプリングリバーブやルーパーにかける流れが見られます。楽器ではないものを楽器にする2台です。
仕様のポイント
- Field Kit: 4chミキサー(Gain/Level/Tone、Aux/Master)、CVラジオ(AM/FM/SW)、エンベロープフォロワー(CV+Gate出力)、LFO、DC/モーターインターフェース(PWM・最大約8V)、センサーインターフェース。9V DC。ユーロラック換算36HP
- Field Kit FX: CV周波数シフター、スプリングリバーブ(外部タンク・LP/BP)、PT2399デジタルディレイ、3秒ルーパー(無限オーバーダブ)、サンプルレート/ビットクラッシャー、4ch VCAミキサー、Roll-O-Decks(4ステップ・ADSR)、CV入力4→11宛先のLEDボタンマトリクス。9V DC。36HP
- 拡張: コンタクトマイク、ソレノイド、センサーパックA/B(各12,760〜14,190円)。DIY版・ユーロラック変換キットあり
- FXのDSPとUIコードはオープンソース公開
- 価格: Field Kit 54,780円/Field Kit FX 65,780円(Five G・2026年8月18日確認)。本国 €274〜/€349
どんな人に合うか
「楽器の音より、身の回りの音を素材にしたい」人に。うちではTP-7とCM-15でギターや環境音を録っていますが、Field Kitはその手前で、音そのものを電気で作る側の道具です。
SP-404MKIIやDigitakt IIに録り込む素材を、コンタクトマイクとモーターで自作する。そういう遊びに向きます。FXは単体でも使え、Analog Heat +FXのような「汚す専門機」とは違う、ローファイでざらついた汚し方です。
Field Kit単体では音源をほとんど持たず、CVの考え方も要ります。モジュラー未経験なら、FXから入って後でField Kitを足す順番が現実的です。
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KOMA Elektronik Field Kit
- 新品相場
- ¥54,780
- 中古相場
- —
2026-08-18 時点の調査(Five G)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
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KOMA Elektronik Field Kit FX
- 新品相場
- ¥65,780
- 中古相場
- —
2026-08-18 時点の調査(Five G)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
次に読む
- うちの録音係 → ポケットの録音係、TP-7
- うちのマイク → 手のひらのコンデンサーマイク、CM-15
- 汚す専門機の別解 → 音を汚す専門機、Elektron Analog Heat +FX
- 同じKOMA Elektronikなら → KOMA Elektronik KOMMANDERとは|手をかざして電圧を出す
出典
- KOMA Elektronik Field Kit 公式ページ/Field Kit FX 公式ページ — 仕様
- Five G(Field Kit)/Five G(Field Kit FX) — 価格(2026年8月18日確認)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
