Conductive Labs MRCCとは|MIDIの交通整理をする箱

Conductive Labs MRCCのイラスト(実機を参考に作成)。横長の黒い筐体、上面に多数の押しボタンと小さな画面、背面に5ピンDIN端子が多数と3.5mm端子とUSB端子
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Conductive Labs MRCC担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
外部機材との連携11入力17出力5たいへん
よくできました
MIDIの渋滞を1台でさばきます。この科目のために生まれた子です。
保存・管理プリセット1274127通りの配線を覚えていられます。
音源としての機能音は出ない1音は出しません。それがこの子の仕事です。
入手・サポート国内取扱なし1相談窓口も海外です。
一台完結度裏方専業2単独では何も作りません。裏方に徹する子です。
総合評価3/5

音を出さない交通整理員です。11入力17出力という体は、機材が10台を超えた家庭でないと持て余します。国内の窓口が確認できないため、個人輸入が前提です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「MIDIの渋滞について」

本日の講習は「MIDIの渋滞」についてです。

機材が10台を超えますと、信号のない交差点が発生します。鳴らない、届かない、どこかで詰まる。

この整理員は11入力17出力。127通りの交通ルールを記憶しております。

なお、機材3台のご家庭には過剰です。

講習修了の条件はひとつ。「うちに本当に必要か」の自問でございます。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • MIDIの交通整理をする箱、Conductive Labs MRCCの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も

機材が増えたときに、詰まる場所

機材が増えると、音を出すことより配線のほうが難しくなります。MRCCは、その配線を1台にまとめるMIDIのルーターです。スプリッター(分ける)とマージャー(まとめる)も兼ねます。

入出力は合わせて11入力17出力。入力は5ピンDINが5系統、3.5mmのTRSが2系統(Type AとBを選べる)。すべての入力は光アイソレートされていて、5VのMIDI規格に沿っています。

出力は5ピンDINが10系統、3.5mmのTRSが4系統(Type A×2、Type B×2・スルー)、そしてClock Outが1系統。USBは2.0のMIDIホストが4ポートと、パソコンやタブレットにつなぐUSBデバイスが1ポート。個別にルーティングできる仮想USB MIDIポートは12で、1ポートあたり16チャンネル。入出力ともに192チャンネルになります。

プリセットは127まで保存できます。Ethernetでもう1台のMRCCとつなぐこともでき、上位機として MRCC 880 もあります。

価格は販売店により359〜419ドル。国内の取扱いは確認できませんでした(2026年8月19日確認)。

Conductive Labs公式の動画です。どの入力をどの出力に送るかを、本体のボタンで組み替えていく様子が見られます。

仕様のポイント

  • MIDIのルーター、スプリッター、マージャー。合計11入力17出力
  • 入力: 5ピンDIN×5、3.5mm TRS×2(Type A/Bを選択)。すべて光アイソレート・5V MIDI規格準拠
  • 出力: 5ピンDIN×10、3.5mm TRS×4(Type A×2/Type B×2・スルー)、Clock Out×1
  • USB: MIDIホスト×4(USB 2.0)、USBデバイス×1。仮想USB MIDIポート12、1ポート16チャンネル(入出力とも192チャンネル)
  • プリセット127。Ethernetでもう1台のMRCCと連結可能。上位機に MRCC 880 あり
  • 価格: 359〜419ドル(販売店による)。国内取扱いは確認できず(2026年8月19日確認)

うちの機材で言えば

うちのMIDIまわりはKenton MIDI USB Host mk3が担当していて、これはUSB機材を5ピンのMIDIに変える通訳です。MRCCはその上位にあたる機材で、通訳だけでなく「どこからどこへ流すか」を全部引き受けます。

所有20台という規模になると、つなぎ替えのたびに背面へ手を伸ばすのが現実的な負担になります。5万円前後を配線に使うかどうかは悩ましいところですが、机の上の詰まりを解く機材として、選択肢に入れておく価値はあります。

次に読む

出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。