この記事でわかること
- 32ビットフロートとは何で、何が楽になるのか
- 6トラックという内訳
- DAWLESSの卓と外の両方で使えること
- 国内相場38,900円(2026年8月21日・楽天市場の出品)
録音レベルを合わせる作業が消える
録音でいちばん失敗するのは、音が割れることです。入力のつまみを上げすぎると割れ、下げすぎるとノイズに埋もれる。この調整のために、本番前にリハーサルをしていた人は多いはずです。
32ビットフロートは、この作業をほぼ不要にします。扱える音の幅が桁違いに広いので、大きすぎても小さすぎても、あとから直せる範囲に収まります。置いて回すだけでよくなる、ということです。
ZOOM公式のクイックツアーです。本体のどこに何があるか、マイクをどう付け替えるかが確認できます。
仕様のポイント
- 6トラックの32ビットフロート録音。最大96kHz
- 着脱式のX/Yマイク。最大135dBまで受けられる
- XLR/TRSコンボ入力4系統(+48Vファンタム電源)
- 低ノイズのプリアンプとデュアルA/Dコンバーター
- 波形を見られる2インチのカラー画面
- 6イン/2アウトのUSB-Cオーディオインターフェース
- マイクカプセルを交換できる
- 目の見えない人でも操作できるよう、メニューを読み上げる機能を持つ
- 2024年発売
DAWLESSでどう使うか
2つの使い方があります。
1つは、卓のうしろに置いて回しっぱなしにすること。機材をいじっている最中の音を、レベルを気にせず録り続けられます。いい偶然が出たときに「録っていなかった」ということが無くなります。
もう1つは、外に持ち出して音のネタを集めること。サンプラーに入れる素材は、自分で録ったものがいちばん強い。PO-33 K.O!やSP-404MKIIに入れる音を、この機材で集めるという流れです。
H6(初代)との違い
初代のH6は2013年の機材です。H6essentialは2024年に出た別系統で、32ビットフロートに対応したことが最大の違いです。
「essential」は機能を絞った廉価版という意味ではありません。録音の質は上がっています。画面や一部の機能は簡素になっていますが、レベル合わせが要らなくなる利点のほうが、実務では大きい。
注意しておくこと
32ビットフロートで録ったファイルは、対応していないソフトでは開けないことがあります。取り込み先を先に確認してください。
ファイルの容量も大きくなります。長時間回すなら、SDカードは大きめのものを用意してください。
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この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 卓ごと録るなら → ZOOM LiveTrak L-12とは
- 録った音を鳴らす → PO-33 K.O!とは|40秒のマイクロサンプラー
- 曲の作りはじめ → 最初の8小節をどう作るか
- 配線の基礎 → MIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門
出典
- ZOOM 公式 H6essential(トラック数・入出力・マイク)
- 国内相場は楽天市場の出品(2026年8月21日確認)
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