機材名:teenage engineering PO-32 tonic担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 発想の独自性音響データ転送 | 5たいへん よくできました | 音でパッチを送るという、通信の原始と未来の合体です。 |
| 音作りの自由度microTonic連携 | 4 | PC側で作り込んだ音を持ち歩けます。 |
| 導入コスト | 4 | メタル組はやや上級ですが、まだお小遣い圏です。 |
| 単体完結PC連携で本領 | 2 | 1台きりだと持ち味の半分が眠ります。 |
| 耐久性金属フレーム付き | 3 | 兄弟の中では厚着の部類です。 |
microTonicと同じドラム音源を積み、音でデータを転送する変態的な設計です。PCで作った音色を、スピーカーの音でPOに送り込めます。金属フレーム付きのメタル組です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「音の郵便」
この子への手紙は、音で送ります。
PCで作った音色を、スピーカーからピロピロと再生すると、マイクで受け取って自分の声にします。
モデムの時代の音が、楽器の宅配便になりました。妙な感動があります。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- microTonicと同じ音源を積んでいること
- 音でデータを転送する、という変わった仕組み
- メタルシリーズという世代
- 国内相場13,090〜18,700円(2026年8月21日・楽天市場の出品)
ソフトの音源が、そのまま入っている
PO-32 tonic は、2017年に出たメタルシリーズの第1弾です。Sonic Charge の microTonic というドラム音源ソフトと、同じエンジンを積んでいます。開発には microTonic を作った Magnus Lidström 本人が関わっています。
つまり、ソフト音源の中身が1万円台のハードに入っています。音を選ぶのではなく、回路を組み立てるようにドラムの音を作れる。シリーズの中で、音作りの幅がいちばん広い機種です。
teenage engineering公式による、音の転送のデモです。パソコンの画面から出る「ピー」という音を、PO-32のマイクに聞かせるとデータが移ります。ケーブルも設定も要りません。この仕組みは実際に見たほうが早いので、動画で確認してください。
仕様のポイント
- microTonic と同じドラム音源(音を作って組み立てられる)
- 音によるデータ転送。パソコンやスマホから音色とパターンを送れる
- マイクを内蔵(転送の受け口として使う)
- 16パターン。つなげて曲にするパターンチェーンは16本
- 16種類のパンチインエフェクト(ディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど)
- パラメータロック(ステップごとに音を変えられる)
- 電源は単4形乾電池2本。連続で約1か月、待機なら約2年
- スピーカーを内蔵。3.5mmのライン出力からヘッドホンや外部スピーカーへ
- 3.5mmの入出力で他のpocket operatorと同期できる
- 金属のフレームとスタンドつき(メタルシリーズ)
PO-12との違い
PO-12 rhythmは音を「選ぶ」機材、PO-32は音を「作る」機材です。
同じドラム担当でも、性格が正反対です。手早くビートを組むならPO-12、音そのものを詰めたいならPO-32。2台持っていても役割は重なりません。
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teenage engineering PO-32 tonic
- 新品相場
- ¥13,090〜¥18,700
- 中古相場
- 相場データなし
2026-08-21 時点の調査(楽天市場の出品)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、つまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみやボタンの配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。実機の姿は本文の公式動画でご覧ください。
次に読む
- 手早く組むなら → PO-12 rhythmとは|1万円を切るドラムマシン
- 自分の音を録る → PO-33 K.O!とは|40秒のマイクロサンプラー
- シリーズ全体 → pocket operatorとは|電卓の姿をした一万円の楽器
- 同期の仕組み → MIDI・オーディオ・クロックの違い。配線入門
出典
- teenage engineering 公式 PO-32 tonic(音源・転送・構成)
- 国内相場は楽天市場の出品(2026年8月21日確認)
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
