Roland SP-404とは

Roland SP-404SXのイラスト(実機を参考に作成)。縦長の白い筐体、上部に丸ノブと小さな画面、中央から下に4×3の四角いパッドが並び、側面にSDカードスロット
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Roland SP-404の系譜担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
歴史的価値20年の系譜5たいへん
よくできました
文化と一緒に育った機材史の教科書です。
音質・音の個性SPの質感4世代を貫くあの手触りがあります。
入手しやすさ旧世代は中古2初代・SX・Aは中古市場の住人です。
記録媒体初代はCF2骨董の記録メディア探しから始まる世代もあります。
現行の答えMKII4迷ったら現行機。系譜の結論は出ています。
総合評価3/5

2005年の初代からMKIIまで、ビートカルチャーと共に歩んだ系譜の総覧です。世代ごとの違いは記録媒体と配色に表れ、現行のMKIIに全てが合流します。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「20年の年表」

2005年、初代。2009年、SXでSDカードに。2017年、Aで緑に光り、2021年、MKIIへ。

年表にすると、記録媒体の歴史とビートの歴史が重なって見えます。

どの世代を買うべきか。年表の答えは末尾にあります。

「現行を買い、旧型は物語として愛でる」。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 中古で買う前に知っておくSP-404の系譜の紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • シリーズ初号機の発売は2009年

同じ名前で、中身が違う

SP-404は中古市場でよく見かける機材ですが、末尾のアルファベットで中身がかなり違います。うちが使っているのは現行のMKIIで、それより前の世代を中古で買う人が多いので、順番に整理しておきます。

SP-404(2005年)は、BOSSのSP-505の後継として登場しました。SPファミリーの1台です。2008年のSP-555を経て、2009年にSP-404SXが出ます。ここでの一番大きな変更は記録媒体で、コンパクトフラッシュからSDカードになり、動作が大きく速くなりました。エフェクトもライブ向けに整理し直されています。

SP-404A(2017年)は、SXの機能をそのままに、AIRAシリーズに合わせた配色と緑のバックライト付きパッドに変えたものです。TR-8とのMIDI連携がしやすい、という位置づけでした。

SP-404MKII(2021年)が現行機です。そして2023年には、Stones Throw Records と共同で作ったSP-404MKII Stones Throw Limited Edition が出ました。Kiefer、Sudan Archives、Mndsgn、J.Rocc、DJ Harrison による新規サンプルとパターンが10バンク分、専用のアルミ製フェイスプレート、同レーベルのアートディレクター Jeff Jank による特別パッケージ付きです。

国内のSP-404SXの中古は37,400〜42,801円(2026年8月19日確認)。専用ケースのCB-404は新品8,800円です。

Roland公式の動画です。現行のMKIIの紹介ですが、SP-404という機材が何をするものかはこれが一番早く分かります。

仕様のポイント

  • SP-404(2005年): BOSS SP-505 の後継。記録媒体はコンパクトフラッシュ
  • SP-404SX(2009年): SDカードに変更し動作が高速化。エフェクトをライブ向けに再整理
  • SP-404A(2017年): SXと同機能。AIRA配色と緑のバックライト付きパッド。TR-8とのMIDI連携を想定
  • SP-404MKII(2021年): 現行機(当サイトに所有レビューあり)
  • SP-404MKII Stones Throw Limited Edition(2023年): 新規サンプル・パターン10バンク、専用アルミ製フェイスプレート、Jeff Jank による特別パッケージ
  • 国内中古: SP-404SX 37,400〜42,801円。専用ケース CB-404 は新品8,800円(2026年8月19日確認)

うちの機材で言えば

うちのSP-404MKIIは、素材を撃つ楽器として毎回使っています。その前の世代を中古で買う場合、一番効くのはSXから記録媒体がSDになったという点です。コンパクトフラッシュの初代は、いま入手性で苦労します。

SXとAは中身がほぼ同じなので、見た目の好みと値段で選んで問題ありません。MKIIとの差は大きいので、予算が届くなら現行を選ぶほうが素直だと思います。

次に読む

出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。掲載内容や評価が広告によって歪められないよう、広告表記ポリシーに定めた基準で運営しています。

メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。