Polyend Dreadbox Medusaとは|アナログとデジタルを1台に混ぜた

Polyend Dreadbox Medusaのイラスト(実機を参考に作成)。横長の筐体、上半分に丸ノブが多数と小さな画面、下半分に8×8の四角いパッドが格子状に並ぶ
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Polyend Dreadbox Medusa担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
発想の独自性3D反応の64パッド5たいへん
よくできました
Gridの発明は歴史に残る仕事でした。
音質・音の個性アナログ3+WT34二社の血が混ざった珍しい声です。
入手しやすさ生産終了・国内出品なし1会うこと自体が困難な絶版です。
将来性1共同開発の解消により、成長は止まっています。
導入コスト相場不明2見つけた人の言い値の世界です。
総合評価2/5

PolyendとDreadboxが組んだアナログ×デジタルの意欲作でしたが、数年で生産終了。国内出品も確認できません。3次元パッドのGridという発明を残した、記録の中の機材です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「伝説の短期連載」

PolyendとDreadbox、二大作家の合作は、数年で連載終了しました。

しかし残した3次元パッドという発明は、後の作品に影響を与え続けています。

実機は絶版。古書市場にもほぼ出ません。

読めた人だけが語れる、伝説の短期連載です。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • アナログとデジタルを1台に混ぜた、Polyend Dreadbox Medusaの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 所有機材との比較の視点も
  • 発売は2018年

2つの会社が、1台を作った

Medusaは、ポーランドのPolyendとギリシャのDreadboxが共同で作ったシンセです。アナログとデジタルを混ぜることに正面から取り組んだ機材で、2017年から数年だけ作られました。

音源はアナログ・オシレーター3基と、デジタルのウェーブテーブル・オシレーター3基、それにノイズ発生器。フィルターはDreadboxの24dBアナログで、2poleのローパス、4poleのローパス、ハイパスの3種を切り替えられます。LFOが5基、エンベロープが5基あります。

操作面の中心はGridです。64個のパッドが格子状に並び、押す位置と強さと動きの3方向に反応します。これが演奏の面にもシーケンサーにもなり、256のシーケンスと音色を保存できます。

発音はモノ、3音、6音パラフォニックの3モード。パラフォニックというのは、複数の音を鳴らせるがフィルターなどは共有する方式です。

生産終了しているため、買うなら中古です。国内のデジマート出品は確認できませんでした(2026年8月19日確認)。

メーカー公式チャンネルの紹介動画は確認できませんでした。生産終了から時間が経っており、レビュー動画が中心です。

Dreadbox公式によるサウンドデモです。アナログのオシレーターと格子状のパッドが同じ本体に載っている、という変わった構成が音になっています。

仕様のポイント

  • PolyendとDreadboxの共同開発。アナログとデジタルのハイブリッド
  • 音源: アナログ・オシレーター3基、デジタル・ウェーブテーブル・オシレーター3基、ノイズ発生器
  • フィルター: Dreadboxの24dBアナログ(2pole LP/4pole LP/HPの3種)。LFO 5基、エンベロープ5基
  • Grid: 64個の3次元的に反応するパッド。演奏とシーケンスの両方に使い、256のシーケンスと音色を保存
  • 発音モード: モノ/3音/6音パラフォニックの3種
  • 2017年から数年だけ生産され、現在は生産終了。国内出品は確認できず(2026年8月19日確認)

うちの機材で言えば

うちのSyntaktもアナログとデジタルを1台に持つ機材ですが、あちらはトラックごとに分かれています。Medusaは1つの音の中でアナログとデジタルのオシレーターを混ぜるので、考え方がもっと踏み込んでいます。

64パッドの格子は、うちのPush 3 Standaloneに近い見た目ですが、3方向に反応するという点が違う。生産終了で数も少なく、今から狙うのは難しい機材ですが、この時期にこういう挑戦があったことは記録として残しておきたい1台です。

次に読む

出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。