Bastl MicroGrannyとは|8bitで粒にする小さなサンプラー

Bastl MicroGranny 2のイラスト(実機を参考に作成)。木の板と基板を重ねた縦長の小箱、上面に小さなボタンの列とノブ、microSDスロット、上部に小さなマイク
2026年度DAWLESS機材 通信簿資料評価|実機検証前

機材名:Bastl MicroGranny担任:Mr. Nano

科目評価担任所見
音質・音の個性8bitグラニュラー4ざらついた粒の質感は、この子にしか出せません。
入手しやすさ生産終了1新品の席はなく、中古か、オープンソースの自作です。
導入コスト中古相場次第3ご縁と相場の世界です。
操作性2小さな体に機能を詰めたぶん、ボタンの兼務が多めです。
拡張性・将来性コード公開3Arduinoベースで、いじれる人には第二の人生があります。
総合評価2/5

8bitで音を粒にする小さなサンプラーでしたが、既に生産終了しています。設計図はオープンソースで公開されており、中古と自作の世界で生き続けている子です。

5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。

「粒にした人」

卒業アルバムより。MicroGranny君の思い出。

在学中は何でも8bitの粒にしました。きれいな音を入れても、ざらざらにして返す子でした。

卒業後の進路は「オープンソース」。設計図を残して旅立つという、当校でも珍しい卒業です。

会いたくなったら中古市場へ。あるいは、半田ごてを持って自分で作るという道もあります。

この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。

この記事でわかること

  • 8bitで粒にする小さなサンプラー、Bastl MicroGrannyの紹介
  • 仕様の要点と、どんな人に合うか
  • 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
  • 発売は2014年

きれいに録らない道具

MicroGranny 2は、Bastl Instrumentsのモノフォニック・グラニュラー・サンプラーです。microSDカードのWAVを読み、粒(グレイン)に分解して鳴らします(Bastl公式)。

サンプルレートは22,050Hz。再生は8bitまたは16bitのWAV、録音はライン入力か内蔵マイクから8bit・22,050Hzです。数字だけ見ると低いスペックですが、この機材の場合それが目的で、はじめから荒い音が出ます。

操作はプリセット60個(10バンク×6)。グレインサイズ、シフト速度(正と負)、開始と終了の位置、リピート、瞬時ループ、サンプルレートのクラッシュ、アタックとリリース。MIDI入力でノート、CC、クロック同期を受けます。

本体は140×75×55mm。電源は9V電池、9VのDCセンタープラス、または側面のピン。単体で持ち出して録って鳴らせます。

MicroGranny 2は生産終了で、後継のMG Monolithも現行の製品一覧から外れています(2026年8月19日確認)。Arduinoベースでコードはオープンソースなので、直しながら使う機材として中古で探すことになります。

Bastl公式の動画です。最終版であるMonolithで、サンプルが粒に分解されて荒れていく様子が見られます。

仕様のポイント

  • モノフォニックのグラニュラー・サンプラー。microSDカードのWAVを読む
  • サンプルレート22,050Hz(チューン/フリーラン)。再生は8bitまたは16bit、録音は8bit(ライン入力または内蔵マイク)
  • プリセット60(10バンク×6)。グレインサイズ、シフト速度(正・負)、開始/終了位置、リピート、瞬時ループ、サンプルレート・クラッシュ、アタック・リリース
  • MIDI入力でノート、CC、クロック同期
  • 140×75×55mm。電源は9V電池、9V DCセンタープラス、側面ピンのいずれか
  • MicroGranny 2、MG Monolithともに生産終了。Arduinoベースでコードはオープンソース(2026年8月19日確認)

うちの機材で言えば

うちの荒い音の担当はSP-404MKIIとEP-1320です。MicroGrannyはそれよりもっと極端で、はじめから8bitでしか録れません。「あとで汚す」のではなく「汚れた状態でしか入らない」ので、迷う余地がないぶん手が早く動きます。

ただし生産終了で、国内の中古も多くはありません。同じ荒さを新品で買うなら、うちも使っているEP-1320や、Bastlの現行機であるKastle 2のWAVE BARDのほうが手に入りやすいと思います。

次に読む

出典

この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月19日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。

画像について: アイキャッチは実機の写真(公式画像)を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。

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メーカー資料確認のみ|実機検証前

この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。