機材名:Polyend Synth担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 演奏性60パッド・単押しコード | 5たいへん よくできました | 鍵盤が弾けなくても和音が鳴る設計です。 |
| 音作りの自由度10エンジン×3同時 | 4 | 3台分という看板に偽りはありません。 |
| 表現力ポリアフタータッチ | 4 | 押し込む指の力も読んでくれます。 |
| 持ち運びやすさ電池なし | 2 | USB給電のみの留守番型です。 |
| 録音の入口オーディオ入力なし | 2 | 外の音は受け付けない、出す専門です。 |
3台分のシンセを60パッドで弾く箱です。鍵盤が弾けない家のためのポリシンセという明確な使命があります。オーディオ入力なし・電池なしという割り切りも明確です。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「鍵盤の代わりに格子」
「和音は弾きたい。鍵盤は無理」という矛盾は、格子が解きます。
60個のパッドは、押す場所さえ覚えれば裏切りません。単押しでコードも鳴ります。
3台分のエンジンを重ねると、1人でアンサンブルの音になります。
鍵盤コンプレックスの出口は、案外こういう形をしています。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- 3台分のシンセを60パッドで、Polyend Synthの紹介
- 仕様の要点と、どんな人に合うか
- 公式動画つき。所有機材との比較の視点も
- 発売は2024年
エンジン3つを、同時に鳴らす
Polyend Synthは、Polyendが2024年11月に出した卓上のポリシンセです。鍵盤の代わりに12×5=60個のパッドを持ち、パッドはポリフォニック・アフタータッチに対応します。Smart Gridを使えば、1つのパッドを押すだけでコードが鳴ります(Polyend公式)。
中身は10種類のシンセエンジン(バーチャルアナログ、フェイズディストーション、グラニュラー、ウェーブテーブル、FMなど。Dirtは2026年1月のファームウェア2.0で追加)。このうち3つを同時に立ち上げて重ねたり、パッドの領域で分けたりできます。シーケンサーとアルペジエーターも3系統、エフェクトも3系統。名前のとおり「3台分」の設計です。
価格は88,000円(宮地楽器のクリアランス価格・通常99,000円、2026年8月18日確認)。米国では799ドルまで値上がりしており、国内価格の方が手頃な珍しい例です。
Polyend公式のエンジン紹介動画です。パッドを押さえると3つのエンジンが同時に鳴り、ノブでそれぞれの性格が変わっていきます。鍵盤ではなく、光るパッドで弾くポリシンセの姿です。
仕様のポイント
- 12×5=60パッド、ポリフォニック・アフタータッチ、Smart Grid(単押しコード)
- シンセエンジン10種(VAP/PHZ/ACD/FAT/PMD/GRAIN/WAVS/WTFM/DWA/Dirt)、3エンジン同時、8ボイス(エンジンにより変動)
- シーケンサー3系統、アルペジエーター3系統、エフェクト3系統(MOD/DEL/REV)、3×3ノブマトリクス+マクロ
- 入出力: ステレオライン/ヘッドホン出力、MIDI IN/OUT(3.5mm Type B)、USB-C。オーディオ入力なし
- 282×207×33mm・1.2kg、USB給電(電池なし)、16GB microSD付属。最新ファームウェア 2.0.1
- 価格: 88,000円(宮地楽器セール・通常99,000円・2026年8月18日確認)
どんな人に合うか
「ポリシンセが欲しいが鍵盤は弾けない」人に。うちも鍵盤が弾けない家なので、パッドで和音が鳴る設計はよく分かります。Push 3のパッド演奏に近い感覚で、音源が最初から入っている形です。
うちのDigitone IIはFMを4トラックで打ち込む箱、Polyend Synthは10種類のエンジンを3つ重ねて弾く箱。音の幅ではこちらが広く、シーケンサーの深さではElektronが上。役割が違うので、両方あっても喧嘩しません。
8ボイスは価格帯として多くはなく、オーディオ入力もありません。「弾く音源」に割り切った機材として見ると、国内の値段は魅力です。
購入・価格を見る
【PR】以下は広告(アフィリエイトリンク)です。価格・在庫は各店舗でご確認ください。
Polyend Synth
- 新品相場
- ¥88,000〜¥99,800
- 中古相場
- —
2026-08-18 時点の調査(宮地楽器セール88,000/implant4 99,800)。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
Amazonは2026-08-19 時点でこの機材の商品ページを確認できなかったため、検索結果へのリンクにしています。出品が入れ替わることがあるので、商品名と価格を確かめてからご購入ください。
次に読む
- うちのFM音源機 → きらきらのFM音源機、Digitone II
- 同じPolyendの原点 → 縦に流れる作曲マシン、Polyend Tracker
- パッドで弾く先輩 → DAWが箱になった、Push 3 Standalone
- Play+の前の世代 → Polyend Play(初代)とは|8×8の格子で組む前の世代
出典
- Polyend Synth 公式ページ — 仕様
- 宮地楽器オンライン — 価格(2026年8月18日確認)
この記事は未所有機材の紹介記事です。仕様はメーカー公式資料等で確認しています(確認日: 2026年8月18日)が、実機での検証は行っていません。実機を入手した場合は、別途レビュー記事として書き直します。
画像について: アイキャッチは実機の写真を参考に、形状・配色・配置を忠実になぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。本文の4コマ漫画もAIで作成したイメージです。
【PR】本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。
当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。掲載内容や評価が広告によって歪められないよう、広告表記ポリシーに定めた基準で運営しています。
この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
