機材名:Arturia PolyBrute担任:Mr. Nano
| 科目 | 評価 | 担任所見 |
|---|---|---|
| 音質・音の個性6ボイス・アナログモーフ | 5たいへん よくできました | 音色AからBへ滑らかに渡る芸は、この子の代名詞です。 |
| 表現力Morphée・リボン | 5たいへん よくできました | 3次元の操縦桿で、演奏がそのまま音作りになります。 |
| 音作りの自由度フィルター2基 | 4 | SteinerとLadderの二刀流です。 |
| 設置性972mm・17kg | 1 | 間取りの相談が要る体格です。 |
| 導入コスト旗艦価格 | 2 | 憧れには相応の学費が付きます。 |
音と音のあいだをモーフィングで渡る、61鍵・6ボイスの旗艦アナログです。Morphéeという3次元の操縦桿を持ちます。17kgの体格と学費は、覚悟のある家庭向けです。
5=主力として非常に優秀/4=明確な強みがある/3=実用的だが工夫が要る/2=制約が大きく用途を選ぶ/1=この用途では勧めにくい。評価項目は機材ごとの得意・不得意に合わせて選んでいます。順位付けや他の機材との点数比較はしません。「資料評価」はメーカー資料・公開情報に基づく採点で、実機検証後に更新します。
「音から音への滑走」
さあ演技が始まりました。音色Aから、なめらかに、B へ!
解説「モーフィングですね。切り替えではなく、渡っています」
選手はMorphéeという3次元の操縦桿で、指先の圧まで演技に変えます。
なお選手の体重は17kg。机の氷の厚さを、先にご確認ください。
この一席は、通信簿の評点と本文の事実に基づいた創作です。
この記事でわかること
- モーフィングという、この機材の中心にある仕組み
- Morphéeという3Dコントローラー
- PolyBrute 12との違い(12ボイス・FullTouch鍵盤)
- 国内相場387,200円(2026年8月21日・楽天市場の出品/6ボイス版)
2つの音の間を、連続的に動く
PolyBrute は、Arturia のアナログ・シンセの最上位です。ひとつのプリセットにAとBの2つの状態を持たせて、その間をつまみひとつで連続的に移動できます。
移動するのは全パラメータです。フィルターだけ、音量だけ、ではなく、音の設計そのものが徐々に別のものへ変わっていく。「モーフィング」と呼ばれるこの動きが、この機材の中心にあります。
Arturia公式の紹介動画です。2つの音色の間を連続的に行き来する「モーフィング」が実際にどう聞こえるのか、リボンとつまみを動かす手元と一緒に確認できます。
仕様のポイント
- 6ボイスのアナログ。モノ/ユニゾン/ポリを切り替えられる
- 1ボイスあたりアナログVCO2基(ノコギリ・三角・矩形・サブ・シンク)
- フィルター2基: 12dB/octのSteiner(LP/HP/BP/ノッチを連続変化)と、24dB/octのラダー(ディストーション付き)。直列にも並列にもできる
- Morphée: X/Yと押す強さ(Z)を検知する3Dコントローラー
- 61鍵の上にリボンコントローラー、ピッチベンドとモジュレーションホイール
- 64ステップのポリフォニック・シーケンサー(ベロシティ・アクセント・スライド、オートメーション3トラック)とマトリクス・アルペジエーター
- プリセットは768枠(工場出荷約400)
- MIDIとUSBの入出力、アナログのクロック端子
- 本体: 972×378×110mm・17kg
PolyBrute 12は何が違うのか
2024年のSuperboothで発表された上位版です。違いは大きく2つあります。
- ボイスが6から12へ倍増
- FullTouch鍵盤。押し込みの位置を全域で検知し、モノ/ポリ/2段階/3段階/ピチカートの5つのアフタータッチ・モードを持つ
FullTouchはMPEにも対応します。鍵盤ひとつひとつの動きを別々に送れるので、MPE対応のソフト音源も鳴らせます。本体は972×380×157mm・22.8kgと、さらに大きく重くなります。
価格は4,999ドル。国内相場は2026年8月21日時点で確認できませんでした。上の購入欄は6ボイス版のものです。
この価格をどう見るか
38万円は、当サイトが扱う機材の中でも最上位です。現実的に、これが最初の1台になることはありません。
それでも知っておく価値はあります。アナログ・ポリシンセの現在の到達点がどこにあるかを知っていると、10万円台のシンセを選ぶときに「何を諦めているのか」が分かります。基準点としての意味です。
購入・価格を見る
枠内の価格は当サイトが調査した相場で、販売価格ではありません。6ボイスのPolyBruteの相場です。
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Arturia PolyBrute
- 新品相場
- ¥387,200
- 中古相場
- 相場データなし
2026-08-21 時点の調査(楽天市場の出品(PolyBrute 6ボイス版))。相場は変動します。販売価格は各店舗の表示をご確認ください。
この記事は公開されているメーカー資料と国内販売店の情報をもとに書いています。実機での検証は行っていません。音の質感、鍵盤やつまみの感触など、触らないと分からない部分については書いていません。PolyBrute 12 の国内相場は確認できませんでした。
画像について: アイキャッチはメーカーの製品写真を参考に、形状・配色・つまみや鍵盤の配置をなぞって描いたAIイラストです(ロゴや文字は省略。写真ではありません)。
次に読む
- 同じArturiaの中位機 → MiniFreakとは|31モードの音源を積んだ6ボイス
- モジュレーション行列で作る → MatrixBruteとは|16×16の行列で音を組む
- 最初の1台を選ぶなら → グルーヴボックスとは。最初の1台で確認する7項目
- 同じArturiaなら → Arturia AstroLabとは|パソコン不要のステージ用ワークステーション
出典
- Arturia 公式 PolyBrute(ボイス数・フィルター・Morphée・寸法)
- Arturia 公式 PolyBrute 12(12ボイス・FullTouch・価格・寸法)
- 国内相場は楽天市場の出品(2026年8月21日確認)。相場は変動します
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この記事はメーカー公式資料・公開情報に基づいています。個別機材の操作結果は、実機検証を行った時点で「検証済み」へ昇格させます。未検証の内容を「使ってみた」かのように書くことはしません(検証ポリシー)。
